
カンタンな淹れ方と手順を解説します。
美味しく淹れるコツは茶葉によって微妙にことなるので、それについては各お茶の説明ページにて、詳しく書いています。ここでは基本的な淹れ方をご紹介します。

中国茶の茶器がなくとも、とりあえず茶漉しのあるポット(急須)と耐熱カップがあれば十分です。
茶の色が見えやすいようにここではガラスポットを使いました。
固まった茶葉で硬いものは、先端の尖った千枚通しを使います。茶葉を表面から剥がすように角度をつけて千枚通しを刺し込むと力が要らず、茶葉の形を傷めることもありません。
300ccのポットには3gほど。500ccのポットには5gほどの茶葉が適量です。1gは1円玉とほぼ同じ重量です。
洗茶は、湯を注いですぐに、2秒くらいで湯を捨てます。この湯を受けるために茶盤があるのですが、キッチンで流しても、お碗に受けても良いでしょう。
再度熱湯を注いで煎じます。
生茶はさっと煎じるのがコツ。
カップに注ぎます。できるだけ残さず全部注ぐのがよいです。
毎日に便利な茶器のご紹介
コーヒー用の耐熱ガラスのサーバーです。直接火にかけてはいけないのもありますが、弱火で少し温めるのくらいには耐えます。(問題があったときは個人の責任です)
注ぎ口のところが格子状になっていて茶漉し代わりになります。茶葉を煮出して出涸らしまで飲むことができます。
夏は冷たいプーアール茶も美味しいです。
まずはアイスプーアール茶にして美味しいお茶を選ぶのが肝心です。アイスにして美味しいお茶と、それほど美味しいと思えないお茶があります。
お茶選びのセンスが試されますが、もし迷ったらメールにてご質問ください。
アイスにして美味しいお茶「易昌號大漆樹圓茶04年プーアル茶」を例に、アイスプーアール茶の作り方をご紹介します。
⇒【易昌號大漆樹圓茶04年プーアル茶】
洗茶の後に熱湯を注いで、やや濃いお茶をつくります。熱が少し冷めるのを待ち、コップ一杯に氷をたくさん入れます。
濃いめのお茶を注ぎます。
氷を足したり、お茶を足したりしながら何杯でも飲めます。プーアール茶の産地雲南省の山岳少数民族の「晒青毛茶」(プーアール茶の原料の茶葉)は、コップに茶葉を入れて湯を注いでさっと捨てて洗茶をし、もういちど湯を入れて飲むだけです。日常のお茶にふさわしい簡単な飲み方です。
プーアール茶の生茶の比較的新しい製品ではこの飲み方が応用できます。自宅以外の茶器の整わないところに外出したときも、持参した茶葉と耐熱カップと熱湯さえあればプーアル茶を飲めます。
この写真の耐熱グラスは、水を8分めに入れて150ml入る、ごく普通の大きさのものです。
茶葉は、外に持ち歩くときは、写真のような小瓶や小さなビニール袋などに、数回分を取り分けておくと便利です。
150mlの耐熱グラスには、1〜2gの茶葉で十分です。
洗茶をします。
蓋つきの湯飲みがあればよいのですが、なければ急須の蓋などを利用します。
蓋をして、少しずらして、グラスを傾けて湯を捨てます。ゆっくり少しずつ湯を流すと、茶葉は流れません。
湯を注いで煎じます。
茶葉がまだ乾いているうちは水面に浮きますが、やがて沈んでゆきます。
それでも浮いている茶葉は、コップに口を近づけ、フーフーと吹いて沈めて飲みます。 突然ですが、ここに利き酒についての、微生物学者・農学博士であり近代の日本の酒の父とも言える、坂口謹一郎氏の一文を抜粋させていただきます。
中国茶の楽しみは、まさにこの味の鑑賞という方向で発達しています。
日本ではお茶の味についてあれこれ言うと、あまり上品ではないかのような雰囲気がありますが、中国茶を楽しむときには、是非味をじっくり鑑賞して、あれこれ言えるようになりましょう。

プーアール茶の面白さは、亜熱帯の大山岳地帯に育つ 野性味ある茶葉や、長期熟成による芳醇な風味にあります。その味の鑑賞は、なぜその味が生まれるのか?ということを推理するところからはじまって、自然の道理を知ったり、仕事の良し悪しを知る喜びを見つけることが出来るでしょう。
それは利き酒に共通する深い教養と、人生の大きな楽しみのひとつを教えてくれると思います。
ご質問:
水出しはできますか?
ダイエット目的にプーアル茶を飲もうと思います。 最近では水出しのものも見られますが、水出しとお湯出しでは効果が違いますか?またそちらの商品は水で出せますか?
回答:
当店のプーアール茶は水出しのできるような二次加工をしていません。水出しのできるプーアール茶はダイエット用などに加工してあるものです。また、消化作用を活性化させる効果がプーアール茶にはあります。それがダイエットに効いているとするのなら、熱いので飲んだほうが良いでしょう。冷えたお茶では消化の活性化効果は薄れます。
ご質問:
紫砂の茶壷がいいようですが・・・・
生茶と熟茶と、それぞれの年代モノを試しました。 茶器も紫砂の茶壷や、白磁の蓋碗、ガラスの茶壷や、ボダムの茶漉しグラスも試しました。 それぞれに味が微妙に異なるのですが、私は紫砂の茶壷がいちばん味がスッキリしていいと感じました。しかし貴店のサイトを拝見したところ、あまり紫砂は使われていませんよね?プーアール茶に紫砂の茶壷を使うのは一般的ではないのでしょうか?なにか理由があるのでしょうか?
回答:
紫砂の茶壷でプーアール茶を淹れると、雑味がとれてまろやかになります。スッキリと感じられたのも同じことだと思います。当店ではいまのところ紫砂の茶壷を扱っておりませんが、推奨していないわけではありません。紫砂の茶壷はプーアール茶に適した茶器の一つです。
当店で試飲するときに白磁の蓋碗を使用しているのは、雑味も含めて、味がストレートにわかるということと、葉底(煎じた後の茶葉)を観察するためです。 ということなので、とくに意識して紫砂の茶壷を避けているわけではありません。
ご質問:
濃く淹れすぎたプーアール茶にお湯を足してもいいですか?
茶葉の量を間違ったり、湯を注いでから置く時間が長くなってしまって、濃くなりすぎたプーアール茶にお湯を足して薄めて飲んでもいいものでしょうか?
回答:
湯を足して薄めて飲むのが正解だと思います。 以下、写真で再現してみました。
濃くなりすぎたプーアール茶。湯を注いでからしばらく放置して濃くなりすぎた状態です。
湯を足しています。
湯を足すのは美味しく飲むのに有効な手段です。 それぞれのお茶にそれぞれのちょうどよい濃度、自分の好みの濃度があります。
ご質問:
2回目を淹れると、すごく濃く出てしまいます
普段はbodumの茶漉し付のガラスマグで飲むのですが、(急須を使うときも) 洗茶の仕方が悪いのか、淹れ方が悪いのか、茶葉が多いのか・・・・
1回目を淹れて飲み、2回目を淹れると、すごく濃く出てしまいます。 淹れる時間で例えると、1回目が30秒なら2回目は10秒位になってしまいます。3回目は1回目と同じ位、4回目以降はだんだん長くなるのですが・・・・・
こういうものなのでしょうか? マグは300ml・茶葉は4gで淹れているのですが・・・
回答:
この通りだと思います。 プーアール茶の茶葉は他のお茶の茶葉よりもカラカラに乾燥しているので、茶葉の成分が出やすくなる「茶葉が開く」という状態になるまでに少し時間がかかります。
ちょうど2煎めくらいがいちばん茶葉の成分が出やすく茶葉が開いてきて、濃くなるのでしょう。
水についての情報 :
日本でプーアール茶を飲む時の水について いくつかの情報を頂いております。
東京都のお客様より・・・・・
水に関しては、東京に関して、仲間と飲むときはエビアンを使用してます。自宅ではブリタを使用。 あと、実家の水が好評でした。場所は岐阜県大垣市の地下水(普段用)石灰質が多く含んだ地域で、化石が多く取れます。
そのせいかカルシウム分が高く且つ弱アルカリ性の水質です。
⇒「Brita(ブリタ)ポータブル浄水器)
」
広島県のお客様より・・・・・
どのお茶を飲む時も、以前は浄水器を通した水を使っていたのですが、普通の水道水のほうが美味しく感じ、普通の水道水を使っています。 地下水はどのお茶も酸味が強くでて、NGでした。
店長の解説:
中国の水はやや硬水のところが多いです。敏感な方は浄水器を通した水を飲んでも、なんだか粉っぽいとか、ザラザラした感覚があると感じます。それに対して、日本の水はやや軟水と言われています。マイルドで、やわらかい口当たりです。やや甘く感じることさえあります。
この性質の違いが、お茶の味を左右します。
ご質問:
飲み始めは下痢をしますか?
汚い話になって申し訳ございませんが、プーアール茶を飲み始めたときはお腹がゆるくなって、油のようなのが便とともに出てきました。お腹のゆるいのは数日つづきました。それでいいのかな?と質問してしまいましたが、その後すぐに、これはいい兆候というか、自分のお腹の中がいかに汚れが詰まっていたかということだとわかりました。いまはとてもお腹の調子がよく、飲む以前にあった胃のもたれる感覚もなくなりました。
回答:
何人もの方から同様のご報告をいただいております。1週間くらいで正常なお通じに戻れば、それは、体が良くなる前兆だったとうことでしょう。漢方薬にも「好転反応」と呼ばれる、一見マイナスな効果(下痢、だるい感じがする、など)が数日〜3週間ほど現れることがあります。それは体が正常に戻るための変化の過程です。アレルギー反応はもっと強く現われるのに対して、「好転反応」は穏やかなので、体にマイナスな変化があったときには、摂取する量を減らして、体の様子を見ます。
ご質問:
1煎め2煎めくらいまでは苦いのですか?
どうも1煎めか2煎めくらいまで、なんだか苦かったりします。3煎めくらいで、ようやく普通に美味しくいただけるようになります。煎じる時間を短くしても同じで、苦味に変わりはありません。なにか注意点などあればご指導いただければと存じます。 (「7581雷射磚茶プーアル茶88年」のお客様)
回答:
茶葉を少なくして煎じてください。 その現象は茶葉の量が多すぎることによると思われます。1煎めの茶湯の色が濁っていませんか?茶葉の量が適量の場合は、1煎めからすっきりと透明感のある赤味の強い色になります。ちょっと少ないかなと思うくらいでちょうど良いのです。
ご質問:
麦茶のようにたくさん作ってポットで冷やし置きしても良いでしょうか?
「厚紙黄印七子餅茶」を麦茶のようにたくさん作ってポットで冷やし置きしても良いでしょうか?毎日飲みに、とご推薦の「厚紙黄印七子餅茶」。初心者でも淹れやすいでしょうか?
また、麦茶のようにたくさん作ってポットで冷やし置きなどしても良いものなんでしょうか。
回答:
作り置きして冷やしても美味しいです。 あらためて「厚紙黄印七子餅茶」を冷やして飲んで確かめましたが、美味しいです。番茶のような味で、プーアール茶の独特の臭みはあまりありません。初心者の方でもすぐに美味しく淹れられるでしょう。少ない水で煮出して、あとから冷水を足して薄めると、早く冷ますことができます。
ご質問:
何度くらいの湯で淹れるのがおいしいですか?
プーアル茶は何度くらいの湯で淹れるのがおいしいですか?
回答:
熱湯で淹れて下さい。
緑茶や烏龍茶には少し低めの温度で淹れたほうが良いのもありますが、プーアル茶は沸きたての熱湯が良いでしょう。
ご質問:
冷蔵庫に入れておいて、夜に飲むことは可能でしょうか?
朝の茶葉を、夜にまた飲むことはできますか? 朝淹れた茶葉を、水をきって夜まで置いて飲むことは出来ますか?台湾に住んいますが、暑くなる時期はカビなどが生えやすいと聞いています。冷蔵庫に入れておいて、夜に出して飲むことは可能でしょうか?味など変わるのでしょうか?
回答:
暑いときは長時間置くと、茶葉の水分で腐敗してしまわないか不安です。茶葉を少量にして、朝と夜と2度に分けて淹れるとよいでしょう。
ご質問:
歯や茶器につく茶渋をどのように落としてますか?
以前から気になっていましたが中国の方々は歯や茶器につく茶渋をどのように落としてますか? 私は半年に一度歯科医にメンテナンスを受けてその際に茶渋を除去してもらっていますが・・・
プーアール茶は茶器を見てもわかるけど、付着が濃いですよね。店長さんはどうしてますか?
回答:
歯の茶渋と、茶器の茶渋は、ちょっとちがいます。 歯に付着する茶渋は唾液に含まれる成分が関係するようで、個人の体質や体調も関係しています。例えば、私自身は一昨年の外食ばかりしていた頃は茶渋が付きやすく、歯磨きにも時間がかかっていましたが、家で食事をするようになってからは、茶渋が付きにくい体質になりました。茶渋が付いてからの対策よりも、茶渋のつきにくい体質になったほうが良いかもしれません。
茶器は、ガラス製のものと白磁の茶渋がつきにくい加工がされているものを使用しているので、それほど問題にはなりません。 茶渋を落とすときに、ミカンなどの柑橘系の皮と塩で擦ったらいいと聞いた事があります。
お試しになってみてください。
ご質問:
飲んだ後の茶葉の再利用の方法はありますか?
飲んだ後の茶葉を捨てるのがもったいないと思っています。 けっこう出涸らしまで何煎でも飲むのですが、貧乏性なのです。 なにかプーアル茶葉の再利用の方法などありますか?
回答:
過去に試してみた再利用の方法をご紹介します。
スポンジにする
茶葉を靴下やストッキングにつめて、食器洗いのスポンジにします。 プーアル茶の酵素パワーで、油汚れすっきりです。
用土にする
花壇などがあるお家は、土の中に茶葉を埋めます。 花の栄養になります。 室内用の観葉植物にも試したことがありますが、 富栄養化しすぎて小さな虫がわくので、室内の鉢には適しません。
脱臭につかう
カラカラに乾燥させておいて、キッチンの脱臭に使います。 油モノや焼きものの料理の後に、フライパンで茶葉を炒ります。 ちょっと煙が出るくらいにすると、強い脱臭効果が得られます。
ご質問などお気軽にメール下さい。
⇒【店長にメール】


