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7582大葉青餅70年代プーアル茶

7582 da ye qing bing

7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶

7582大葉青餅70年代プーアル茶 1枚約330g
2012/05/018 終了

製造 : 1970年代中期~末期
茶廠 : 雲南孟海茶廠
茶山 : 西双版納旧六大茶山
茶樹 : 雲南大葉種 喬木
茶葉 : 5~8級 不規則餅型
重量 : 330g~340g
工程 : 生茶
倉庫 : 香港乾倉から台湾常温倉

甘味
●●●○○
渋味
●●●○○
とろみ
●○○○○
酸味
●●●●○
苦味
●●○○○
香り
●●●●○ 樟香、橙香、花蜜香、蘭香、陳香
熟成度
●●○○○ 倉庫での熟成やや弱め

ツンとして爽やかな樟香。舌にぐっとくる柑橘の酸味と渋味。おもわず微笑がこぼれる甘味。力強い味でまっすぐに押し出す大葉青餅の横綱です。

■再出品です。(2009年4月15日)
当店では2006年の春に初回入荷し、夏までに終了しました。今回は再入荷となります。入手ルートは同じではありませんが、風味がとても似ているため、途中までは同じ保存場所にあったのか、もしくは保存環境が偶然似ていたのか、どちらかだと思われます。

■このお茶について
このお茶の基本情報については、このページの下のほうにあります。
ここでは再入荷の茶葉について説明します。

7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶
再入荷のこのお茶の包み紙や内飛のデザインは、初回のと同じタイプです。これは通称「普通内飛版」と呼ばれるタイプで、1980年代に多く使われたデザインのため、コレクション価値は1970年代主流のデザイン「美術字内飛版」にあります。しかし中身の茶葉や製造年にまで差が有るのかどうかは、はっきりとしていません。
包み紙の汚れは少なく、紙の白さが保たれていますが、茶虫の喰った跡がところどころにあり、茶葉にもその跡が残っています。

■このお茶の茶葉について
7582大葉青餅70年代プーアル茶
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7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶
餅面に鼻を近づけるとかすかな樟香を感じ取れるほどです。その新鮮な香りは比較的乾燥した保存環境にあったことを示しています。しかしこの茶葉を持ってきた茶商の話によると、100枚ほどあったうちの半数が白露の出るほど倉庫熟成が強かった跡があり、その中から比較的包み紙の綺麗な(つまり比較的乾燥状態が保たれていた)品を選んできたということでした。
等級の大きな茶葉で構成される大葉青餅で、しかもこの年代の揉捻のしっかりした茶葉は、圧延されても隙間ができやすく、空気の通りが良いため、多少湿度の高い環境でも良好な熟成に仕上がりやすい性質があります。
「7582大葉青餅70年代」に近い茶葉で作られた1985年の「8582七子餅茶」は、熟成を強めに仕上げる香港の「南天公司」が手がけたため、1970年代の「7582大葉青餅70年代」よりも貫禄ある老味の品が多くあります。
当店では扱っていませんが、茶商の倉庫に入ったことなく、常温の室内のみで保存された未入倉の珍しい「8582七子餅茶85年」を試飲する機会がありました。その味は渋く苦く、旨味は乗りきっておらず、鉄餅のような風味でした。
この「7582大葉青餅70年代」も、しっかりした熟成環境にあったのかもしれません。包み紙が汚れていないのは、香港系の倉庫では包み紙をはずして熟成させ、また包みなおすことが行われるので、そのためかもしれません。香港の倉庫を出てから、1990年代中頃から台湾の茶商の手に移っています。台湾では常温の乾燥した環境で保存されています。
+【茶商の倉庫がプーアール茶の味をつくる】

7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶
表面は綺麗な小さめの茶葉が多く、揉捻がしっかりされている様子があります。大きな茶葉や粗茶葉の多い裏面には、枯れたような色違いの茶葉が見つかります。これが陳年茶葉(一定期間散茶のまま寝かせてあった茶葉)と思われます。

7582大葉青餅70年代プーアル茶
裏面にはさらに屑になった細かな茶葉を貼り付けて圧延した跡が見つかります。この屑の茶葉の多い餅茶ほど、1枚の重量が少し多めです。なにかサービスしてあるような感じです。ということはやはり、昨年の余りモノの茶葉をどう有効利用するかという発想から陳年茶葉の配合がはじまったのかもしれません。しかし結果的にそれが人気ある風味を持つことになったのです。また1970年代当時の孟海茶廠は海外向けの高級品を中心に作っており、余りモノの茶葉であっても西双版納の最高級クラスです。現在でこそ、高山茶、野放茶、生態茶、古茶樹、有機栽培などの言葉を駆使してアピールしていますが、1970年代からするとまだそれがあたりまえなのです。

7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアル茶
葉底(煎じた後の茶葉)
色も質も異なる2つの茶葉に分けられます。左の若い茶葉のほうは柔らかく、指でつまむと自然にちぎれるくらいです。右の黒い陳年茶葉らしきのはゴワゴワして固く、葉が簡単には開きません。茎の部分も多く混ざりますが、それも黒っぽいのが多いので、陳年茶葉のほうにあったものと思われます。

■このお茶の試飲について
7582大葉青餅70年代プーアル茶
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7582大葉青餅70年代プーアル茶
初回入荷の茶葉が手元に残っていないため、残念ながら飲み比べができません。再入荷の茶葉単独の試飲です。
記憶にある初回の風味にはかなり似ていると思いますが、あえて言えば、乾燥した環境に保存された特徴の酸味や渋味がやや強くあるような気がします。
全体のバランスはすばらしく、味の力強さはこの年代の銘柄の中でも群を抜きます。大葉なので、じわじわとゆっくり茶葉の成分がにじみ出ます。煎を重ねても香気が弱らないため、色が薄くなるくらいまでくり返し煎じても、一向に味の力は衰えません。

■このお茶の当店価格について
初回入荷の2006年6月の当店価格は、1枚123,000円でした。
再入荷の2009年4月の時点での当店価格は、1枚198,000円としました。
3年で約6割の値上がりとなりますが、他の1970年代の孟海茶廠の人気銘柄の値上がり率に比べると、低いめに抑えることができたと思います。

(再入荷品の茶葉の紹介ここまで)


(初回入荷の茶葉の紹介ここから)

■このお茶について (2006年6月初回入荷)
1970年代の青餅の最高傑作のひとつに数えられます。
1950年代の名作の印級の圓茶の風味を継承しており、香り味とも力強く、バランスの良いものです。

孟海茶廠(メーカー)の倉庫に一定期間保存熟成された、陳年茶葉を原料にして作られています。酸化発酵を止めた緑茶状態の「晒青毛茶」をメーカーが倉庫に保存したのは、よりまろやかで旨味のあるお茶をつくるためと、天候不良による茶葉の不作に備えるための、二つの目的がありました。
新しく収穫した茶葉と陳年茶葉を混ぜ合わせることで、味のバランスを整え、保存熟成による味の変化を安定させる効果があるため、孟海茶廠のいくつかの銘柄のプーアル茶にブレンドが採用されています。
「陳年茶葉」は、1950年代以前の易武山の茶荘のお茶作りにも利用されていた形跡がありますが、どの銘柄のどの年代からそれが行われているのかは、はっきりとしません。



1970年前後の社会的な背景があって、こうしたブレンドの手法が生まれています。茶号「7582」もまた、その当時に考案された「配方」(茶葉のブレンド)についた番号です。1975年の「75」。8級茶葉の「8」。孟海茶廠の「2」を表します。
「七子小緑印圓茶7542の散茶」のページの「7542七子餅茶の生い立ち」にて、そのことに触れていますので、ご参照ください。
+【7542七子餅茶の生い立ち】

1970年代初期には、「配方」が試されながらも、まだ茶号(製品番号)を持っていなかったお茶があります。この「7582」の前身となるであろうそのお茶は、1970年代初期の「七子黄印-緑字黄印」の系列の「黄印:適度発酵」であるだろうと推測しています。等級の大きな陳年茶葉を使用しているところに共通点が見られます。
+【七子黄印大餅70年代】

1975年頃からつくられていた「7582大葉青餅70年代」ですが、このお茶が注目され始めたのは、1985年の香港の南天公司が 「8582七子餅茶」を売り出してからのことです。 「8582七子餅茶」の味の評判がよくなり、陳年茶葉を配合した製法が見直され、これと同じ手法で作られていた「7582大葉青餅70年代」に人気が出ました。
今日では、「7582大葉青餅70年代」こそが、「8582七子餅茶」のベースであり、香港の南天公司が名前を変えて独自銘柄の「8582」にしたという説が有力になっています。
+【厚紙8582七子餅茶プーアル茶】

7582大葉青餅70年代プーアル茶
7582大葉青餅70年代プーアール茶
「配方」の餅茶は、大きさ(等級)の異なる茶葉が配合され、圧延、成型されます。美しく仕上げるために、表面には細かい茶葉を、裏面には粗い大きな茶葉が配置されています。この「7582」は5~8級の大きめの茶葉が主に使用されていることから、「大葉青餅」と呼ばれます。
大葉が使われている特徴は、とくに裏面の茶葉の配合に現われます。上の写真はいずれも裏面ですが、ところどころ大きめの葉が表に浮き出ているのがはっきりと見えます。


その中に、枯れたような色の茶葉がありますが、これが「陳年茶葉」の色の特徴であるといわれています。
「陳年茶葉」といっても、1~2年では新茶葉と大差の無い色です。明らかな差となって現れるのには少なくとも3年以上は、メーカーの倉庫で寝かされていたのではないかと推測します。


雲南省西双版納のあるメーカーの倉庫で寝かされている「陳年茶葉」。四季の気温の変化が少なく、一年中春のような気候の中で、ゆっくりと陳化、熟成してゆきます。

7582大葉青餅70年代プーアール茶

餅茶を二つに割った断面。大きな茶葉がザクザクしています。
この早期の「7582青餅」には、陳年茶葉が80%も配合されていると言われています。餅茶の裏も表も、美しく仕上げるための細かい茶葉が配置されていますが、割ってみると、中にはたしかに大きめの粗い茶葉が多く見つけられます。

1975年頃の初代「7582青餅」には不明な点が多く、プーアール茶の専門誌でさえ意見がまとまりません。それがまた魅力でもあります。

「7582」=「特級大葉青餅」か?
同時期の、1975年頃から存在する「特級大葉青餅」が、この初期の「7582」に似ています。市場には「7582」に似た2つのタイプの餅茶が存在しました。
「7582」は輸出用に出荷されたので、雲南からそのほとんどが一旦香港の茶商の手に渡ります。香港の茶商は、ある「違い」に目をつけます。

■大きな茶葉の量が異なる。
上記のように、古くなった大きめの粗い散茶を混ぜて固めて圧延して餅茶にしていますが、古い散茶と新しい茶葉の配合が均一にはならないので、一枚一枚に差がでます。それで、中には特別大きな茶葉が目立つ餅茶が存在しました。「大葉青餅」と名付けるのにふさわしい餅茶です。
また、7582青餅は1975年~1980年初期まで生産されますが、初期のものほど大きい粗い茶葉が多く含まれているということから、大きい茶葉の多いものほど価値が付きました。全体的に大きな茶葉の使用されているものを「特級大葉青餅」と名付け、小さめの茶葉のものを「7582」と区別しました。

■包装が2種類存在する。
七枚組みの竹包みから出てきた餅茶には、印刷の異なる2種類の包み紙があります。同じひとつの竹包みの中にそれが混在するので、同じ時期に作られて出荷されたはずですが、当然ながら包み紙のデザインの希少なものに価値が付きます。

7582大葉青餅70年代プーアール茶
7582大葉青餅70年代プーアール茶
包装紙の「雲南七子餅」の「雲」字の印刷に違いがあります。
上のほうの写真のものが少数になります。

7582大葉青餅70年代プーアール茶
「雲南七子餅」の「七」と「子」についても縦の棒線の形に違いが見えます。これも上のものが少数ということで、価値があります。

そのほかにも、内飛(茶葉に埋め込まれている紙)の文字の様子もことなりますが、当店で入手したものはすべて同じデザインのものでした。

7582大葉青餅70年代プーアール茶
「中国土産畜産進出口公司雲南省茶葉分公司」
この「中国」の「中」の文字のデザインは、「口」の部分が小さな「小口中」版です。1970年代の文字のデザインは、ほとんどが「大口中」版になり、「小口中」版は、「七子黄印」のシリーズの一部、「7452七子餅茶」、「特級大葉青餅」や、この「7582大葉青餅70年代プーアル茶」くらいの限られた銘柄のみです。

7582大葉青餅70年代プーアール茶
この内飛の「西双版納ダイ族自治州(孟力)海茶廠出品」と書かれた文字のデザインは、「紫紅色普通平出内飛」と呼ばれるもので、インクの色は赤紫がかった色で、「出」の字の「山」の部分の上下の大きさが同じものです。こちらのデザインは数の多いほうですが、数の少ないほうは、「白紙長條美術字内飛」と呼ばれるものでインクの色は朱色、「出」の字の、上の「山」が小さく下の「山」が大きいデザインです。

7582大葉青餅70年代プーアール茶
この写真は、内飛の紙の大きさの違いを比べているものです。左の小さめの内飛は「厚紙8582七子餅茶プーアル茶」のもので、右のがこの「7582大葉青餅70年代プーアル茶」のものです。
大きなサイズの内飛は「大内飛」と呼び、1970年代に孟海茶廠(メーカー)で生産されたお茶であることを示します。その後、「大内飛」は1990年代にも使われています。

内飛から見ても、このお茶は1970年代に生産されたはずなのですが、これも専門書によって意見が異なります。また、もしかしたら生茶ではなくて熟茶ではないかという話まで出てきます。

■1980年代から生産されたという説
五行圖書出版有限公司 『七子餅茶事典』 34ページ 
著者:張弘陸氏 2004 年2月出版を参照
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孟海茶廠の7582青餅は「若いときの紅印」と呼ばれ、とても人気があり、同時期の七子餅より価値は高い。1980年代初期、雲南県各茶廠の倉庫に長期間積んで置かれた荒野茶(またの名:大樹茶)を 見つけた。 この大樹茶は茶科植物。飲むことができる。そして、当年の新鮮な茶葉と一緒に配合し、餅茶を作る。
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■1970年代から生産されたという説
五行圖書出版有限公司 『プーアール茶藝 13期』 34ページ
筆者:陳智同氏 2005年2月出版
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7582青餅は70年代から生産。 1985年に香港の貿易商の南天公司が雲南孟海茶廠にこのお茶を大量発注するが、輸出用に新しい茶号が必要となり、7582の「75」を「85」に替えた。
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■1970年代から生産されたという説
五行圖書出版有限公司 『深邃的七子世界』 232ページ
著者:陳智同氏 2005年10月出版 を参照
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特級大葉青餅 生茶 1975年~1985年
香港の貿易商の南天公司が、1985年に「8582餅茶」を孟海茶廠に発注。1970年代からすでに生産されていた、「陳年茶葉」を使ったお茶の「7582青餅」をモデルにした。
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■1970年代または1980年代のどちらもあるという説
雲南科技出版 「普「シ耳」茶続」  56、57ページ
著者:鄧時海氏 耿建興氏 2005年8月出版
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仮説1.
1985年に「8582プーアル餅茶」を香港の南天公司へ輸出するときに、倉庫の片隅にあった古い七子餅茶(7582青餅)がいっしょに輸出された。孟海茶廠の倉庫には売れ残りの固形茶の完成品を寝かせてあり、これを「堆尾茶」(dui wei cha)と呼ぶ。「堆尾茶」の中には、高級な印級クラスのお茶もある。
仮説2.
「7582」は、実は「8582」であり、1985年に、孟海茶廠の倉庫にあった古い茶葉を使って作られたもので、「8582」との茶葉の配方(等級の異なる茶葉の配合)は同じであるが、その中でも大きな茶葉が多く混じり、古く見えるものだけを「7582」と名付けて、「8582」と区別し、価値をつけた。
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■生茶ではなくて熟茶であるという説
五行圖書出版有限公司 『深邃的七子世界』 160、161ページ
著者:陳智同氏 2005年10月出版
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7582(熟茶) 大葉青餅(生茶)
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当店の解説: この著書では、生茶の7582餅茶を「大葉青餅」として、7582という茶号は熟茶の製品であるとしています。なぜ熟茶であると判断したのかは不明ですが、生茶であっても「陳年茶葉」を使用したものを、「熟茶」と表現することがたまにあります。もちろん渥堆加工した熟茶とは全く異なるもので、名称のつけ方にやや問題があります。

■熟茶の7582もあるという説
雲南科技出版 「普「シ耳」茶続」  56、57ページ
著者:鄧時海氏 耿建興氏 2005年8月出版
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著者は2005年の初めごろ「7582」の支飛を見つけた。支飛には「熟餅皇」と記されており、「渥堆」(ウォードゥイ)の熟茶として販売されていた形跡がある。
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当店の解説: 著者は、2005年の初めごろに「7582」の「支飛」を見つけました。 プーアール餅茶は、七枚で一組の竹の皮で包まれた1筒が12組そろって竹の籠に入ります。つまり84枚で一つの籠。その籠にひとつだけ付いている紙の札を「支飛」(zhi fei)と呼びます。この「支飛」に、「熟餅皇」と手書きで記された跡があります。これはおそらく香港の茶商が記したものですが、なぜこれに「熟茶皇」としたのか、理由はわかっていません。おそらく茶商が湿度の高い倉庫で発酵させて、他の一般に出回っている「7582青餅」とは異なるとしたかったのだと思われます。実際に、大葉で作られた「7582」は、強い保存熟成が可能で、他店の品とひと味違うものを作りやすかった背景があります。

7582大葉青餅70年代プーアール茶

乾いた木の皮のように見える大きめの粗い茶葉。
陳年茶葉です。

7582大葉青餅70年代プーアール茶
7582大葉青餅70年代プーアール茶
7582大葉青餅70年代プーアール茶
透明感のある赤味の強い色。
梅子香(梅の香り)と少し甘味のある花蜜香があります。
蘭香や樟香が後ろにひかえていること、また、味は渋味や酸味はしっかりとしていながらも、全体的にさっぱりした印象が残るのは、西双版納旧六大茶山の易武山の上質な茶葉の特徴です。これゆえに、印級の風味を継承していると言われているのでしょう。
当店の保有する「厚紙8582七子餅茶プーアル茶」にくらべると、甘味が少ないのは、保存熟成の倉庫の環境の差が現れていると思います。このお茶「7582大葉青餅70年代」はやや乾燥した環境に保存され、緩慢な変化で熟成してきたようです。そのため、味には透明感があり、軽快な印象に仕上がっています。
+【厚紙8582七子餅茶プーアル茶】

7582大葉青餅70年代プーアール茶
7582大葉青餅70年代プーアール茶
葉底(煎じた後の茶葉)。
上も下も同じこのお茶の茶葉ですが、配方の餅茶は崩す場所によって茶葉の大きさが異なることがあります。上の写真の茶葉は等級が小さめで、やや白っぽく、下の写真の茶葉は等級が大きめでやや濃い色をしています。風味も若干異なるのですが、すでに30年も経っているこのお茶の場合は、どちらにしても美味しく飲めるので、それぞれに楽しめます。

7582大葉青餅70年代プーアル茶 1枚約330g

茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。
+【5gのプーアール茶葉でどのくらい飲めるか?】

保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
+【プーアール茶の保存方法】

+【プーアール茶.com店長にメール】


お客様のご感想

東京都H.Kさま
7582大葉青餅70年代は熟成は完璧で味の力強さ、バランスは申し分ありません。まろやかでふっと香る香りにも魅了されます。まったりとして落ち着いた風味でいつでも期待を裏切らないだけの風格があります。
舌の奥に感じられる熟成されたコクと酸味(当然若い酸味ではない)がジワーと体に浸みてきて嬉しくなります。
私は休日落ち着いた時間の中で、あるいは夜、妻と子達が寝た後一人でゆっくりした時間の中で贅沢な時間を満喫します。このお茶はそうした時に心を癒すのに最適です。

ご質問:
7582大葉青餅70年代プーアル茶が熟餅だったという記述がありましたが、これは熟餅と生餅の両方があったのでしょうか?
回答:
1960年代から熟茶の研究がはじまりましたが、この頃に、茶葉を散茶の状態であらかじめ陳化させる手法が試みられています。おそらく熟茶の加工を意識したものだと思うのですが、「渥堆」という加工方法=熟茶と定義するとしたら、茶葉を陳化させる手法で「渥堆」を使っていないものは生茶となります。例えば「小黄印圓茶80年代初期の散茶」や「7562磚茶プーアール茶」は、茶葉を陳化させる方法で加工された生茶ですが、「二分熟茶」や「三分熟茶」ともいわれることがあります。
+【小黄印圓茶80年代初期の散茶】
+【7562磚茶プーアール茶】
この時期のプーアル茶の生茶と熟茶の定義があいまいだったことから、このような混乱があると思われます。
7582大葉青餅70年代プーアル茶も結果的に陳化した茶葉が配合されており、「渥堆」のない生茶ですが、当時、これを熟茶と分類しようとした可能性があります。


つぎにこのプーアール茶はいかがでしょうか?
7582青餅94年プーアル茶
7582青餅94年プーアル茶
+【このプーアル茶の詳細】


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