7582 qing bing 94s
![]() 1枚 30,000円 20g 3,200円 ⇒【申込みフォーム】 製造 : 1994年 茶廠 : 雲南孟海茶廠 茶山 : 孟海茶区 茶樹 : 雲南大葉種 茶葉 : 5〜8級 重量 : 330g〜345g 工程 : 生茶 倉庫 : 香港乾倉
おっとりとしていながらも、芯の強い酸味、渋味、苦味が効いており、熟成による旨味とのバランスがほどよく楽しめます。大きめの茶葉を中心にブレンドされた、「大葉青餅」の代表的銘柄です。 茶号:「7582」は、1975年の「75」。8級茶葉の「8」。孟海茶廠の「2」を表します。この「7582」の生い立ちについては、「7582大葉青餅プーアル茶」のページをご参照ください。 ⇒【7582大葉青餅プーアル茶】
「7582」は、1975年頃〜1985年頃まで作られ、一度生産が止まります。そのなかでも、1975年頃の早期に作られた「7582大葉青餅」は、大葉青餅の代表です。倉庫に散茶のまま一定期間保存されていた「陳年茶葉」と呼ばれる特殊な茶葉で作られたのが特徴でした。 このお茶が注目されたのは、1985年の香港の南天公司が 「8582七子餅茶」を売り出してからのことです。 「8582七子餅茶」の味の評判がよくなり、この陳年茶葉の製法が見直され、これと同じ手法と茶葉の配合で作られていた「7582大葉青餅」に人気が出ました。今日では、「7582大葉青餅」こそが「8582七子餅茶」のベースであり、香港の南天公司が名前を変えて独自銘柄(8582)にしたという説が有力になっています。 ⇒【厚紙8582七子餅茶プーアル茶】 その後に「7582」は、1994年と2005年以降につくられています。1994年のものがこのお茶です。 香港の茶商からのオーダーによるものです。 2004年以降の孟海茶廠が民営化してからは、自主的に作るようになっていますが、まだ国営だった頃の1980年代からオーダー生産を開始しており、茶商からの依頼によって過去の名品の復刻版をつくったり、茶商の監修でのオリジナル品を作ったりしています。したがって、この「7582青餅94年」は、1975年頃の「7582大葉青餅」の復刻版という意図でつくられています。
上: 表面 下: 裏面 包み紙を開けて餅茶の表面の茶葉を見ると、ぱっと一目で大きめの茶葉で作られていることがわかります。これは、「7582大葉青餅」とよく似ています。表面は比較的新芽や若葉が配置され、裏面は大きな粗い葉や茎の部分が配置されています。このようなつくり方を「配方」と呼びます。「配方」の名作には、小さめの茶葉で構成された「7542七子餅茶」が最も有名ですが、それらに比べると、かなり大きめの茶葉が使用されているのが、ひとめで分かります。
上: 「紫大益7542青餅00年」 下: 「7582青餅94年プーアル茶」 このお茶 「7542」と「7582」の比較です。「小葉青餅」と「大葉青餅」の違いがわかります。
上: 「7582大葉青餅プーアル茶」 下: 「7582青餅94年プーアル茶」 このお茶 早期の1975年の「7582」と、このお茶1994年の「7582」の比較です。やや早期のものが大きな茶葉に見えます。
上: 「7582大葉青餅プーアル茶」 下: 「7582青餅94年プーアル茶」 このお茶
上: 「7582大葉青餅プーアル茶」 下: 「7582青餅94年プーアル茶」 このお茶 早期の「7582」には、「陳年茶葉」と呼ばれる、寝かして熟成させた茶葉が使用されていますが、上の写真では、木の皮のような色に変色した茶葉がそれになります。このお茶1994年の「7582」には、それらしきものがわずかに見つかる程度です。 左: 「7582大葉青餅プーアル茶」 右: 「7582青餅94年プーアル茶」 このお茶 葉底(煎じた後の茶葉)は、早期の「7582」のほうがしなびて黒っぽくなっています。年数による熟成の進み具合の差といえます。右のこのお茶「7582」の茶葉は、まだハリがあってピンピンしています。色も淡いです。
煎じて、3煎めくらいには、茶葉は大きく膨れ上がります。 茶葉を少なめに、あっさりと淹れるのが美味しく飲むコツです。繊細なすべての風味がバランスよく楽しめます。「樟香」や「梅香」があり、サッパリした印象ですが、あとから旨味が押し寄せてきて、底力のある味を堪能できます。少し濃く煎じると、お茶らしさのある苦味や渋みが強くなります。煎じ方次第で、渋いお茶好きの方も楽しめます。
葉底(煎じた後の茶葉) 8級茶葉がメインなので、さすがに大きめの葉が目立ちます。表面のザラザラ感は、雲南の大葉種の特徴です。良い具合の色に変色しており、熟成具合の良さが見られます。 香港の茶商の乾倉に2004年までありました。その後は上海の常温の乾燥した環境で保存しております。香港のような湿度の高いところでは、とくに加湿しない乾燥した倉に置かれていても、倉庫臭というか発酵臭があるほど強く熟成するのですが、この8級がメインの大きめの葉は、穏やかに熟成した印象があります。茶商の倉庫のような温度と湿度のある環境では、大きめの茶葉や茎の部分は、空気を通しやすく、発酵状態をよくするので、他の小さな茶葉で固められた餅茶にくらべて、茶葉がまんべんなく上手に熟成します。そのため、やや湿度と温度の高い環境にあっても、嫌なクセがつきにくいと言えます。この先の長期保存によっても、味はさらにまろやかになり、香りもさらに軽快になってゆくでしょう。 ![]() 包み紙は薄紙のため、破れやすくなっています。すでに運送中に破れたり、茶虫が穴を開けているところがあります。あらかじめご了承ください。 ■金花カビについて
餅面の、外から見える茶葉に、ほこりのようなものが着いている部分があります。カビの一種の跡です。乾燥して死活しているので、色はくすんでいます。「金花」と呼ぶもので、黒茶の仲間の「六安茶」や「広西六堡茶」の発酵に使われているものと同じです。 プーアル茶にも、保存された環境によっては、金花カビのついているものがあります。金花カビのついた茶葉には、甘味とほろ苦味が増すところが共通しています。また、金花カビ自体にも栄養と旨味があると考えられているので、そのまま煎じて飲みます。 上: 六安茶の金花。活性の状態。 下: 六安茶の金花。死活した状態。 ⇒【六安茶70年代後期】 また新しい情報があれば、ここに文章を追加してゆきたいと思います。 1枚 30,000円 20g 3,200円 ⇒【申込みフォーム】 茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。 ⇒【5gのプーアール茶葉でどのくらい飲めるか?】 保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。 ⇒【プーアール茶の保存方法】 ⇒【店長にメール】 お客様のご感想 静岡県H.Cさま 「7582青餅94年プーアル茶」いただいてみました。大きめの紫砂壷を持っているので、それをプーアール用におろし、洗茶後30秒で淹れて試飲。 グラスを近づけたときの香りは樹木のようで、口に入れると ほのかな酸味とあいまって、梅の花のような香りがすると思いました。 味はさっぱり、渋味と酸味が印象的で、 岩茶の「水金亀」とちょっと風味が似ているかな…。香りは全然違うのですけどね。(苦笑) とにかく飲みやすくて、プーアール茶初心者の私に 店長さんがお勧めしてくれた理由がわかる気がしました。 穏やかで美味しいです。 東京都K.Yさま 7582青餅94年を飲ませていただきました。一回分だけですのできちんとは批評できませんが、さわやかな飲み口のあとで、肉厚のダージリン葉のような力強い苦みを含む味が徐々に広がってくるところ、また、ある種のお香のような香りと緑茶のようなフレッシュな香りとが混合したような独特の香りがあるところなど、また違った生茶の世界を知ることができました。 東京都 M.Kさま まだまだ私は高級な生茶を飲んだ経験が少ないですが、 グラスを口元に持っていったときのいい香りがとても 印象的なお茶でした。玄人好みしそうな気がします。 つぎにこのプーアール茶はいかがでしょうか? |