プーアル茶のことならプーアール茶.com
【プーアール茶リストに戻る】

73青餅7542七子餅茶プーアル茶
qi san qing bing

73青餅7542七子餅茶
73青餅7542七子餅茶

73青餅7542七子餅茶プーアル茶

製造 : 1984年
茶廠 : 孟海茶廠
茶山 : 孟海茶区
茶樹 : 大葉種 喬木
茶葉 : 3-6級、表面3-4級 中5-6級
工程 : 生茶
重量 : 300−345g
倉庫 : 香港乾倉→台湾常温乾倉

甘味
渋味
とろみ
酸味
苦味
香り
熟成度
●●●○○ 小豆のような甘味
●○○○○ 
●●○○○
●●●○○ バランスのいい酸味
●○○○○
●●○○○ 古い木ような香り
●●●●○ 強めでも繊細

「73青餅」は、孟海茶廠の生茶の餅茶の定番「7542七子餅茶」をベースにして、茶商のオーダーにより、上質な茶葉で作られました。
1980年代のものですが、1970年代と間違えられるほどに、熟成の具合もよく、評価の高い品です。

73青餅7542七子餅茶

■73青餅とは
「73青餅」のベースは、「7542七子餅茶」です。「7542」と名前のつく七子餅茶は、1970年代中頃から生産され、その後も孟海茶廠から毎年出荷されています。以下のページもご参照ください。
【7542七子餅茶の生い立ち】

ここで紹介する「73青餅」は1984年に製造されました。
台湾の茶商「ト壷軒」の、黄氏が1998年12月に「73青餅」と名付けました。この「73青餅」は、市場では30年モノとして通じていますが、実質は20年モノです。1973年に製造=73青餅と解釈されるため、30年モノということになるのですが、実はこの73年とうのは西暦の1973年ではなく、民国の73年なのです。中華民国.1912年、孫文を臨時初代総統として成立した、アジア最初の共和国、略して“民国”は1912年が元年で、民国の1年です。民国73年=西暦1984年となり、この「73青餅」は、西暦1984年に出荷がされたということになります。
茶商が価値をつけるために考え出したことですが、現在ではこれが一般的になってしまったので、老舗のお店でも「30年モノです」と言うことに抵抗はありません。

■73青餅の見方
「73青餅」は二種類あります。
@赤い絲帯のあるもの
A赤い絲帯のないもの

七子紅帯青餅プーアル茶
赤い絲帯とは茶葉に埋め込まれた赤い紐のことです。今回当店で仕入れたものはこの赤い絲帯の無いものです。赤い絲帯のあるものは、当店で「七子紅帯青餅」として紹介しているお茶であるという説もありますが、そうすると1970年代のものであるため、この「73青餅」とは別物ということになります。
【七子紅帯青餅プーアル茶】

73青餅7542七子餅茶
外包みのデザインは1984年〜1986年まで同じですが、第一出荷ものの包装紙は「画仙紙」です。今回のものは「画仙紙」です。厚紙タイプや薄紙タイプの7542プーアル餅茶は、「73青餅」と名がついていても第二出荷以降のものかもしれません。

73青餅7542七子餅茶
「八中茶」マーク
「八中茶」商標の緑色の「茶」の字は手押しの印鑑なので、印鑑の外枠のところまでインクがついたり、どこか欠けていたりします。

73青餅7542七子餅茶
「外包の字」
外包の字のインクは辰砂の赤(朱)です。辰砂は石からつくられる岩絵の具で、中国や日本画の絵の具としても使われます。字は細字でやや大きめに書かれています。「出口」の「出」の字の「山」の部分は上下で大きさが異なります。


73青餅7542七子餅茶
「中国」の「中」の字の「口」の部分が、タテに長い「大口中」版の文字デザインになっています。「大口中」版のデザインは、1960年代末期〜1980年代中期のものです。このことから、73青餅は、1970年代と見られた可能性もあります。孟海茶廠は、1981年頃から、香港の茶商のオーダーメードによる生産を受け付けるようになっています。包装紙の文字デザインは、香港の茶商から指示が出来るため、1970年代の「大口中」版のデザインになったのだと思われます。おなじく茶商のオーダーによる「大口中」版の品で、1980年代以降の品は、「黄印7542七子餅茶」や「92紅帯青餅プーアル茶」などがあります。
【黄印7542七子餅茶】
【92紅帯青餅プーアル茶】

この「73青餅」は、実際には1984年製です。ちなみに、1970年代の「7542七子餅茶プーアル茶」は、「七子小緑印圓茶」(1970年中期〜1980年初期)と同じであるとされています。「七子小緑印圓茶」は、「大口中」版のみのデザインとなるので、鑑定のポイントとなっています。

73青餅7542七子餅茶
「雲南七子餅茶」の「七」の字が、やや細長になっていて、「七」の字のヨコ棒の「一」は水平です。1990年代の「七」の字はヨコに広く、ヨコ棒の「一」は斜めです。

73青餅7542七子餅茶
「内飛」といわれる茶葉に埋まった紙
内飛(茶葉に埋め込まれた紙)。「孟海茶廠出品」と書かれている「出」の字の「山」の大きさが上下で違います。

■7542七子餅茶いろいろ
73青餅のベースとなっている「7542七子餅茶」は、孟海茶廠が毎年作る常規茶です。それ以外にも、茶商がオーダーして[7542」をベースにして作ったお茶などがあります。
ここで、いくつかの「7542七子餅茶」をご紹介します。
「7542」というのは、異なる等級の茶葉混ぜて作る餅茶のことで、その配合方法について付けられた名です。 面面に小さな茶葉、裏面に大きく粗い茶葉が配置されます。それらの等級の違いで、風味が大きく変わります。

7542七子餅茶80年代中期プーアル茶
7542七子餅茶80年代中期プーアル茶
73青餅とほぼ同じ年代の7542七子餅茶です。保存環境が少し異なるせいか、風味も少し異なります。 このお茶の紹介ページにて、味比べをしておりますので、ご参照ください。
【7542七子餅茶80年代中期プーアル茶】

黄印7542七子餅茶
1980年代末期「黄印7542七子餅茶」
1980年代末期に、茶商からのオーダーにより、易武山の茶葉が使用された7542です。
【黄印7542七子餅茶】

紅絲帯プーアル青餅96年
1990年代には茶廠からオーダーの7542も多く、「紅絲帯プーアール餅茶」も、あえて言うなら7542になります。
【紅絲帯プーアール餅茶】

大益7542プーアル餅茶
2000年の「大益7542プーアル餅茶」
孟海茶廠の自社ブランド「大益」の商標が印刷されています。
茶葉の取引の自由化と共に、孟海茶廠の自社の商標の「大益」が使われるようになります。1994年から大益商標の七子餅茶が出ます。

2007年の大益7542七子餅茶
2007年の「大益7542七子餅茶」
7542は、現在でも毎年きまって作られる常規茶と呼ばれるもので、1年のうちに何度も出荷されます。
【大益7542七子餅茶07年】
--------------------------------------------

■73青餅の茶葉

73青餅プーアル茶
73青餅プーアル茶
73青餅7542七子餅茶
73青餅プーアル茶
「73青餅」の茶葉
表面の茶葉には比較的小さな等級の茶葉や新芽の部分が多く配置され、裏面の茶葉は大きめの粗い感じのする茶葉が配置されています。
粗い茶葉や茎の部分は、茶葉に隙間をつくり、空気の通りをよくするため、温度や湿度の高い茶商の倉庫での熟成にも適しています。かといって、粗い茶葉や茎の部分ばかりでは、しまりのない風味になります。小さな茶葉の苦味や、新芽の部分の香りも、味のバランスとして重要です。「7542」はそのバランスを考慮してつくられたうえに、絶妙の倉庫熟成がされており、完成度の高い品となっています。

73青餅プーアル茶
一煎めから穀物のようなおとなしく甘い香りがします。
それでも製造当時の新しい茶葉にあるような柑橘系の酸味は健在で、 締りのある味わいです。
お香のような香りがして、少しホコリっぽく感じるかもしれませんが、それは雲南の大葉種のもつ独自の香りの一部であり、高級感をただよわせます。

73青餅7542七子餅茶
73青餅7542七子餅茶
煎じた後の葉っぱ。「葉底」です。
すべての葉ではありませんが、茶葉にイボイボとなったところがあります。これは生茶の老茶の茶葉に共通する特徴でもあり、この「73青餅」にもあるということは、素材の茶葉のよさと、熟成具合の良さを表しています。
【早期紅印春尖散茶】

同じ「73青餅」の1984年製のものでも価格に差があります。安いものと高いものの差は3倍ほどになります。この差は味の差です。それほどに「73青餅」は、味が重要視されているプーアル茶だということになります。

今回の当店の仕入れた「73青餅」は、1984年に雲南から香港へ、 1990 年代初期に香港の茶楼から台湾の茶商に移りました。香港の茶楼の倉庫は「乾倉」ですが、その「乾倉」は人為的に温度と湿度を管理した倉で、常温倉庫ではありません。そして、台湾に移ってからは「退倉」され、常温の乾倉で10年間ほど寝かされたものです。 味はまろやかで、飲む人を選びません。

73青餅7542七子餅茶プーアル茶

【茶商の倉庫が味をつくる】

茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。
【5gの茶葉でどのくらい飲めるか?】

【出涸らしプーアル茶がうまい!】

保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
【プーアール茶の保存方法】

【店長にメール】


お客様のご感想

東京都MSさま
 うまいです。熟成がうまいです。バランスがいいです。ですから、コク(深み)があります。なかなか7542でここまでうまい物は日本では買う事はできません。文革後の茶葉を使用した場合の目標となるべき味の一つですね。
ただ、20年物としての熟成として考えると、20年で出せる味か!?もっと年数が経っていると考えられるのですが、どうでしょう?
73は赤い絲帯のあるものも飲んだ事もあります。茶仲間に言わせれば、やはり、 そちらの味がランクが上ということです。たしかにうまかったのですが、その後に飲ませてもらったものが、もっとすごいのばっか(號級茶や紅)でしたから、忘れてしまいした。ほかにも73は何枚か飲ませていただきましたが、ここのお店の73は結構上位にランクしてもいいですね。


つぎにこのプーアル茶はいかがですか?
7542七子餅茶80年代中期プーアル茶
7542七子餅茶80年代中期プーアル茶
【このプーアル茶の詳細】

【プーアール茶リストに戻る】
プーアール茶・プーアル茶の専門通販
当サイトの文章や写真を転用しないでください
Copyright puer-cha.com All rights reserved.