プーアル茶のことならプーアール茶.com

【プーアール茶リストに戻る】


下関銷法沱茶90年代プーアル茶

Xia guan xiao fa tuo puer cha

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶

下関銷法沱茶90年代プーアル茶 1個 約230g
2011/05/11 終了

製造 : 1990年代末期(1998年前後)
茶廠 : 下関茶廠
茶山 : 臨滄茶区ブレンド
茶樹 : 大葉種
茶葉 : 2~4級
工程 : 熟茶
倉庫 : 香港乾倉ー広州乾倉

甘味
●●●●○
渋味
●●○○○
とろみ
●●●○○
酸味
●●○○○
苦味
●●●●○ ビターチョコレート
香り
●○○○○ 穀物のような優しい香り
熟成度
●●●●○ メーカー熟成弱め、保存熟成強め

甘味とほろ苦味のバランスはビターチョコレートです。
穀物を軽く炒ったようなやさしい香りにはクセがなく、飲む人を選びません。
2008年3月、広州の茶商の倉庫で保存熟成されているのを”蔵出し”してきました。

■茶商の倉庫について

このお茶「下関銷法沱茶90年代プーアル茶」の倉庫は、広州にあります。広州は中国で三番目に大きい河の「珠江」のデルタ地帯北部に位置し、亜熱帯に属する気候で、一年を通して温暖で、雨量が多く、気温の変化も少なく、プーアール茶の熟成には適した環境です。
清の時代の最大の貿易港で、中国のお茶すべてがここから輸出されていたことがあり、アヘン戦争の舞台ともなっています。
広州市の南西部にある「芳村区」には、現在も中国最大級のお茶市場があります。プーアール茶の流通量は中国で一番多く、保存熟成のための倉庫も、芳村区あたりに点在しています。保存熟成においては歴史と実績のある香港から近く、土地代が安いこともあり、香港の老舗の茶商も、ここに倉庫を移しています。
+【茶商の倉庫がプーアール茶の味をつくる】

茶商の倉庫
茶商の倉庫
沱茶の熟茶
もとは穀物貯蔵庫だったところを、いくつかの茶商が共同で借りて、プーアール茶の倉庫にしています。すぐ隣には運河があり、川風が吹くので、湿度は高いながらも、風通しが良い環境にあります。
倉庫の中には、各茶商ごとのスペースに小さな部屋が作られ、生茶の部屋と熟茶の部屋に分けられています。生茶の部屋に入ると生茶の香りが、熟茶の部屋に入ると熟茶の香りがします。保存熟成にも技術があり、美味しいお茶をつくれる古い茶商の倉庫の香りは、独特の「老味」があります。
この倉庫は、加湿をしない「乾倉」と呼ばれるタイプです。4月~9月頃までの広州は、湿度が90%に達する日が続くことがあります。隅のほうに置かれた茶葉が湿気を吸収しすぎないように、扇風機をつかって倉庫内の空気を攪拌するなどの対策がとられています。またこの時期には、お茶を美味しくする麹菌の類である「金花」も一部の茶葉に確認できます。
雨季の4月ー6月は、茶虫が発生することもあります。茶虫は蛾の幼虫なので、夏にはお茶から抜けて旅立ちます。(この下関銷法沱茶90年代は、紙の包みがしっかりしているので、茶虫はついていません。)
+【プーアール茶と茶虫】

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
お茶の成分が表面に出てきて、うっすらと白くなっています。「白露」と呼ばれる現象です。
強く圧延されて固められた茶葉は、すこしゆるんで崩れやすくなっています。鼻を近づけると、倉庫の茶葉特有の香りがかすかにします。
この「下関銷法沱茶90年代プーアル茶」は、広州の倉庫に入る前に、2~3年香港の倉庫にて熟成されています。香港の倉庫は、広州よりもやや湿度が高く、熟成が早く進みやすい環境で、独特の発酵臭を持つのが特徴です。香港でしっかりと熟成味をつくっておいてから、比較的乾燥した広州の倉庫に移して、ゆっくり時間をかけて仕上がってゆきます。

■銷法沱茶について

「銷法」は、フランスに売り出すという意味です。もともとはフランスへ輸出されていた銘柄のお茶です。
---------------------------------------
下関茶廠では、1975年から熟茶の試験製造がはじまり、1976年から輸出向けの熟茶を出荷しています。 香港の貿易会社の「天生行」が独占的にフランスへ輸出し、徐々にヨーロッパ各国へ輸出先を拡大してゆきました。1990年代初期に、天生行はお茶の輸出を終了しました。その後は特定の代理店はありません。
参考文献: 『雲南茶葉名廠系列下関茶廠』 向日癸出版社
---------------------------------------
補足:「天生行」は専門の茶商ではないので、フランス向けに出荷されていた「下関銷法沱茶」は、倉庫熟成がされていなかったかもしれません。

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
4個1組の紙包みです。1990年代後半から、竹の皮の包みから紙の包みに変更されています。5個1組の紙包みのタイプもあります。またギフト用の紙箱に入ったタイプもあります。下関茶廠の紙箱のデザインにはセンスがよいものが多く、年代モノはコレクション価値があるので、紙箱入りのものはさらに高価になります。

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
フランス語で「茶」の「THE」、「沱茶」は「Taocha」と記されています。

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶2005年
上: 下関銷法沱茶90年代 100g
下: 下関銷法沱茶2005年 100g
下関茶廠は2004年に国営から民営になりましたが、それと同時に、包み紙のマークが変わっています。「八中茶」マークは、雲南省の国営の貿易会社「中国土産畜産進出口公司」のマークです。2004年からは下関茶廠の独自マークである「松鶴牌」のデザインが使用されています。
+【下関茶廠の歴史/83鉄餅プーアル茶】

下関銷法沱茶2006年
下関銷法沱茶90年代と下関銷法沱茶2006年
上: 下関銷法沱茶2006年 250g
下: 下関銷法沱茶90年代と下関銷法沱茶2006年
大きさは100gと250gのものがありますが、250gの大きさの1990年代のものはやや小さく、実際には230gほどです。保存熟成が長くなると、少し軽くなってくるものですが、90年代のものは、実はもともと240gもなかったと思われます。また、その頃はつくりが大雑把なので、重量に最大20g近くの差があります。

■飲み比べ

下関銷法沱茶90年代と下関銷法沱茶2006年
下関銷法沱茶90年代と下関銷法沱茶2006年
下関銷法沱茶90年代と下関銷法沱茶2006年
下関銷法沱茶90年代と下関銷法沱茶2006年
左: 下関銷法沱茶90年代 (このお茶)
右: 下関銷法沱茶2006年
90年代(このお茶)は、保存熟成によって茶葉の表面が白っぽくなっています。2006年のほうが黒っぽいのは、2001年頃からメーカーでの「渥堆」発酵の仕上げが強くなっているためです。
香りは、90年代のは弱く、包み紙を開けて鼻を近づけないとわかりにくい程度です。2006年のは、包み紙を開けるだけで、焼き芋の焦げたような香りがします。
茶湯の色は、90年代のがより赤く濃い色になっています。
2006年の味は、渋みと酸味が強く、香りには「煙味」とよばれるスモーク臭があります。90年代はクセがなくまろやかです。
葉底(煎じた後の茶葉)は、90年代が栗色で明るく、2006年のが黒っぽくなります。90年代には新芽や若葉の部分をよじった茶葉が多めに混ざっています。よく見ると、90年代のほうが茎が太く、茶葉の厚みがあります。


下関銷法沱茶90年代と大益甲級沱茶98年
下関銷法沱茶90年代と大益甲級沱茶98年
下関銷法沱茶90年代と大益甲級沱茶98年
下関銷法沱茶90年代と大益甲級沱茶98年
下関銷法沱茶90年代と大益甲級沱茶98年
左: 下関銷法沱茶90年代 (このお茶)
右: 大益甲級沱茶98年
茶葉の産地と加工したメーカーの異なる2つです。
どちらも茶商の倉庫熟成を経て、仕上がり具合は似ています。茶葉は、全体的に「大益甲級沱茶」のほうが大きめです。そのため、表面がボコボコと粗く見えます。
茶湯の色はほぼ同じですが、味は全く異なります。
「大益甲級沱茶」は、いわゆる「お茶」の渋みがあり、濃くしすぎると刺激の角が口に当たります。
「下関銷法沱茶」は、同じように濃くすぎても、丸い風味で、角がありません。
下関茶廠の原料とする雲南省西南部の臨滄茶区の茶葉は、比較的小ぶりな形に、甘い香り、ほろ苦味が効いているのが特徴で、沱茶作りに適しています。
一方の「大益甲級沱茶98年」の茶葉は、西双版納の孟海茶区で、大ぶりな葉に、樟香や渋みの効いた、軽快な風味が特徴です。
「沱茶の下関茶廠、餅茶の孟海茶廠」といわれるように、下関茶廠はもともと沱茶の製造に力を入れています。ちなみに、現在の下関茶廠の正式な社名には「沱茶」の文字が入ります。
-----------------------------------
1959年 「雲南省下関茶廠」に改名
1999年 「雲南下関茶廠沱茶(集団)公司」に改名
2002年 「雲南下関茶廠沱茶(集団)股分有限公司」に改名
-----------------------------------

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
クセのないまろやかな風味は、薄くなっても濃くなっても、バランスが崩れることなく楽しめます。大きめのポットに茶葉を適量放り込んで、入れっぱなしにしても、それなりに美味しく飲めます。
本格的な倉庫熟成の旨味があるわりには、値ごろ感のある価格です。

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
茶葉は、崩しどころによって、白露と呼ばれる成分の浮き出て白いところがあり、その部分を煎じると、湯の表面に灰汁が出ます。そのまま飲んでも問題ありませんが、気になる場合は、洗茶をしっかりとしてください。

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
ビニールの袋に包まれた茶葉
茶葉の中に、ビニールの紐の切れ端が混入していることがあります。茶農家でそのような袋が使用されているためで、年代モノのお茶にはどうしてもあります。あらかじめご了承ください。
煎じるときに細かくするので、取り除けます。

また新しい情報があれば、ここに文章を追加してゆきたいと思います。

下関銷法沱茶90年代プーアル茶 1個 約230g

+【5gの茶葉でどのくらい飲めるか?】

保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
+【プーアール茶の保存方法】


お客様の感想

福岡県Y.Kさま
早速いただいてみましたよ。クセがなく、それでいて深い味わいですね。 90年代ものということで10年以上の熟成期間を経て今、私がいただいている・・・ それだけでも浪漫・・・感慨深いものがあります。
熟成期間が長いせいか、水質にとろみというかまろみを感じます。そしてかなりお湯を継ぎ 足しても色がでますよね。驚きました。
私は濃い目が好きなのですが、5グラム程度の茶葉でも1リットルは楽にいけますね。却って経済的だと感じました。味わいとしては紅茶のキーマンに似てるかなという印象です。 そのままストレートでいただくことが多いですが、より濃い目に出してミルクプーアールティーとして いただくのも大好きですよ。
現地に行かずして、これだけ貴重な本格茶葉をこのお値段で、しかも短期間でお届け いただけるなんて。素敵なサイトを発見できて嬉しいです。

東京都H.Yさま
(版納古樹熟餅2010年との比較)
飲みなれてるせいか、やはり「下関銷法沱茶90年代」の熟成具合というか、 まろやかでとろっと深みのある味わいのほうが、我々には好みでしょうか。 版納のほうは、何年かすると熟成が進むのでしょうかね。
ちなみに、我が家ではコーヒーサーバに茶葉入れっぱなしで朝から晩まで飲んでいるのですが、 「下関銷法沱茶90年代」のほうが、もちがよく夜までよく出るようですね。

神奈川県M.Aさま
最初だけ「煙味 」が強く感じられましたが、徐々に気にならなくなり、美味しくいただきました 。ありがとうございました。

東京都M.Yさま
毎日おいしく飲んでます。会社でもポットに茶葉を入れて、かなりアバウトなんですけど(^_^;) きちんとおいしいですよ。豆乳+黒糖で寒い朝は飲んだりして冷え性もよくなりました。

埼玉県F.Kさま
甘すぎず、苦すぎず、程よいバランスが良かったです。 ゆっくり飲んでいるうちにじんわりと美味しさが実感出来、 飲み飽きないお茶ですね。 HPのビターチョコレートという表現に惹かれました。 確かに、味も色もイメージがぴったりです。 今度はコーヒーカップに入れてお洒落にフランス気分を 味わってみようと思います。

東京都A.Kさま
家族にまずは鎖法沱茶を振る舞って、その魅力を伝えている所です。どうも気に入ったらしく、気が付くと煎が終わっていて苦笑しています。まだ十分余裕があ りますが、嬉しいような、なんとも言えない感じです。

東京都S.Yさま
はじめは冷え性対策で、価格も手頃なこのお茶を選んだのですが、後にデパートなどで買ったのと比べみて、このお茶がすごく美味しいってことに気付きました。今では毎朝かかさず飲んでから出勤しています。

静岡県H.Cさま
「下関銷法沱茶90年代」早速崩していただいてみました。
前回と同じく、洗茶後30秒で淹れて試飲。 以前にいただいた熟茶のような大地の香りでなく、日本の玄米茶とかほうじ茶のような香ばしさを感じました。
口に入れると香りがより強く感じられ、甘味とあいまって、まるでたんぽぽコーヒーのような優しい風味。水色もコーヒーのようなやや濃い色味ですが透明で、とてもキレイだと感じました。
2煎目は濃く淹れてしまったようなのですが それがかえって良かったみたいで、穀物を炒ったような香りと甘味がより濃厚に感じられました。
前に購入した生茶と全く違う香り・味ですが、とても飲みやすいと感じました。生茶が「贅沢したいときに飲みたいお茶」なら、このお茶は「日常で嬉しいことがあった時に飲みたいお茶」でしょうか?

山口県K.Sさま
洗茶・・・・1回目・・・独特の香り・・森林の落ち葉のような。2回目・・・本当にきれいな澄んだ色が出ました。
まだ詳しい表現はできません、まろやかで酷のある味 満足でした。

神奈川県A.Kさま
まろやかでクセがなく、とても飲みやすいです。水の影響なのか、若干おとなしすぎる感じもしますが、甘味も渋味もちゃんと感じられ、気持ちを落ち着けるにはちょうど良いお茶です。多めに買って正解でした。
しばらく飲んでいて、じっくり煎れた頃になると、香りと味がじんわり出て来て、それなりの主張をしてくれるようです。気のせいの気もしますが。なかなか深みのある品のようです。

広島県I.Yさま
今日は職場に崩した下関銷法沱茶90年代を5g持参し、大きめの茶漉付き陶器マグで一日飲み続けていました。湯沸かしポットの汲み置きでかなり雑な飲み方では有りますが、それなりにしっかりした味わいが有りながら飲み疲れしないのが好印象です。
特筆するような個性には欠けますが、素直で嫌みのない良いお茶だと思います。 案外、今回のようなスタイルがかなり合っているのではないでしょうか。

+【店長にメール】


次にこのプーアール茶はいかがですか?
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
+【このプーアル茶の詳細】


【プーアール茶リストに戻る】

プーアル茶のことならプーアール茶.com

請別轉用盗用本网站的文章和照片
当サイトの文章や写真を転用しないでください
Copyright puer-cha.com All rights reserved.