7581後期文革磚80年代
qi wu ba yi hou qi wen ge zhuan cha
7581後期文革磚80年代 1枚 約235g
製造 : 1980年代中ごろ
茶廠 : 昆明第一茶廠
茶山 : 景谷茶地区
茶樹 : 大葉種 潅木
茶葉 : 5〜8級
工程 : 半生熟茶
倉庫 : 香港乾倉(期間不明)
甘味
渋味
とろみ
酸味
苦味
香り
熟成度
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●●●●○ 米のような甘み
●○○○○
●●●●○ お汁粉のようなとろみ
●○○○○
●●●○○
●●○○○
●●○○○ 製造・倉庫ともに熟成やや弱め |
甘味が強く、クセがなく、穀物のようなコクのある旨味で、人を選ばない味の熟茶のプーアル茶です。
長年の熟成により、茶葉にはほどんど香りがありません。
赤味が強く、表面にはやや光沢があり、熟成具合の良さが伺えます。
裏面のボツボツと突起のあるのは、押し型のものです。
このお茶を作った「昆明第一茶廠」は、国営メーカーの一つでしたが、1995年に解散しております。1980年代のこの品は、まだ「昆明第一茶廠」の作っていたものです。解散後もこのメーカーのプーアル茶の人気は衰えず、別の民営のメーカーが複製品をいくつも作っています。
ちなみに「7581後期文革磚80年代」の 、「75」は1975年からある銘柄。「8」は主な茶葉の等級。「1」は昆明第一茶廠のことを表します。茶葉の取引が国によって管理されてたその当時に、「昆明第一茶廠」に割り当てた番号です。
「昆明第一茶廠」は、1960年頃からの国の農業改革路線を支持し、お茶作りの生産効率を考慮した「熟茶」の研究に力をいれました。1973年には熟茶の量産品の「73厚磚」を出荷しています。
1970年代の初期の熟茶については、以下をご参照ください。
⇒
【73白紙特厚磚プーアル茶】
7581と名が付くお茶には5種類あります。
■雷射磚
■73厚磚
■棗香厚磚
■前期文革磚
■後期文革磚
そして、それぞれに5つの香りがあります。
■荷香(ハス)
■棗香(ナツメ)
■樟香(クスノキ)
■参香(朝鮮人参のこと)
■沈香(ジンコウという漢方に使われる植物)
この後期文革磚には、荷香(ハス)と参香(朝鮮人参のこと)があると表現されています。
茶葉には茎の部分が多く含まれています。
この茎の部分が甘みを強く引き出します。
昆明第一茶廠の「7581」の製品には、どれもこの茎の部分が多いのですが、茎の部分は、菌類の発酵に栄養を与え、茶葉の通気をよくするため、熟成にはかかせないのです。実際に、メーカーの倉庫で、茶葉を積み上げ、水を撒いて温度と湿度を保ち菌類の活動を活発にさせる「渥堆」加工では、多くの茎が混ぜられ、後から大きな茎を取り除く作業があります。
昆明第一茶廠の7581磚茶は、どれも包み紙が同じデザインに見えますが、実は、包み紙にも差があります。
この後期文革磚は、包み紙を斜めから見たら、光沢があります。これは白色で光沢のある包み紙です。
その他の包み紙に、白色の光沢なし、黄色の光沢ありとなし、カーキ色、蝋を塗られた古いタイプのものなどがあります。
茶虫の這った跡です。
白い綿のように見える部分は、茶虫の繭(マユ)の跡です。そのまま煎じて飲んでも問題はありません。これは、品質を下げるものではありません。
⇒
【虫の這った跡のあるプーアール茶】

また、金花カビのついているものもあります。麹菌の一種とされており、これのついたお茶は、甘味とほろ苦味が出て美味しくなります。そのものに栄養と旨味があるので、茶葉といっしょに煎じて飲みます。
「金花」カビは、六安茶や六堡茶などの黒茶の発酵にも活躍しております。
⇒
【金花カビ・六安茶70年代後期】

熱湯を注ぐと、かすかに穀物のような香りが漂います。また、お香のような香りもあり、上品です。茶湯は赤栗色ですが、熟成の強い他の熟茶に比べると色が明るく、熟成の弱い仕上がりであることが伺えます。色の出方も、熟茶にしてはゆっくりです。
1970年代から販売されている熟茶ですが、メーカーでの熟成加工の仕上がりは、年代ごとに変化しています。1970年代の初期の頃の製品は、熟成が浅く、生茶の老茶に似た風味ですが、1980年代、1990年代と、少しずつ熟成が強くされるようになってきます。1980年代のこの「7581後期文革磚80年代」は、現在2000年のものにくらべると、熟成が浅いものです。
それにもかかわらず、おちついた風味があるのは、保存熟成の成果と言えるでしょう。
今回のこの「7581後期文革磚80年代」は、香港の茶商「永泰茶行」から上海に届いたものです。
■飲み比べ
7581磚茶として、製造年数もそれほど変わらない「7581雷射磚茶プーアル茶88年」と飲み比べしました。使用されている茶葉も、メーカーでの熟成度もほとんど同じですが、保存熟成が大きく異なります。
左: 7581後期文革磚80年代(このお茶)
右: 7581雷射磚茶プーアル茶88年
茶葉の色、茶湯の色、に保存熟成度合いの違いが見えます。葉底(煎じた後の茶葉)には、写真では違いが分かりにくいですが、「7581雷射磚茶」がやや赤味が強くなっています。
味も香りも、色と同様に、軽い印象、重い印象とにわかれます。その要因として大きいのが、酸味と苦味のバランスです。「7581後期文革磚」は酸味が勝っており、すっきりとします。「7581雷射磚茶」は苦味が勝っており、ずっしりとします。
飲み比べのわなですが、同時に飲むと甘味のあるほうが美味しいと感じてしまう錯覚があります。この場合、「7581後期文革磚」のほうが甘いと感じます。しかし、お客様の人気を、販売数量および販売額で量るとしたら、「7581雷射磚茶」とは互角なのです。熟成具合の観点からみても、「7581後期文革磚80年代」のほうがバランスがよいのですが、バランスがやや悪いとも思える「7581雷射磚茶」を好む人も少なくないのは、味の世界の面白いところです。
7581後期文革磚80年代 1枚 約235g
保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
⇒
【プーアール茶の保存方法】
茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。
⇒
【5gの茶葉でどのくらい飲めるか?】
お客様からのご感想
奈良県K.Tさま
7581後期文革磚80年代、すごくおいしかったです。私には黒砂糖のような風味に感じられました。無くなってしまったら悲しいので思い切って一枚購入させていただきます。
愛媛県 A.Kさま
まろやかな味わい。たしかに米のような甘味。
一枚はお茶好きの知人にプレゼントしたのですが、とても喜ばれました。
東京都M.Tさま
甘みがあって、穀物のような(ほんとうにお米のように感じました)が香りがあって、臭みはまったく無く、美味しいお茶です。3歳になる子供も喜んで飲んでいます。
新潟県AKさま
初めはちょっと泥臭い感じが強いですね。熟茶のこの匂いが私は苦手なので、洗茶を2回しました。最初はこの匂いが強 く、気になりましたが、煎が進むに従って泥臭さが薄れ、甘みが強くなってきて、舌触りがとろりとしてきますね。この甘みをお米の甘みと言っているのだなと思い、納得しました。私は濃く入れずに、さらりと煎れて甘みを楽しみました。甘い香りのするチョコレートやクッキーなんかと一緒だと、泥臭さも相殺されていいのではないかと思ったので、今度試してみたいと思います。
三重県YNさま
アドバイスに従い、 「鳳凰沱茶94年」、「73青餅7542七子餅茶」、「7581後期文革磚80年代」、「厚紙黄 印七子餅 茶」、「同興號後期圓茶70年代」、「下関乙沱茶」
の6種類を購入させてもらい、毎日飲んでおります。 苦味や酸味はまったくなく、深くコクがあり、甘みがあり、香りは弱めなプー アル茶』 を探していました。
結論から言うと、私が求めていたプーアル茶に最も近かったのは「7581後期文革 磚80年代 」でした。 飲んだ瞬間「あっ、これや」と感じました。
他の人は泥臭いと表現するかもしれませんが、私はあの味がたまらなく好きです 。
北海道 I.Kさま
1〜2煎目で早くもじんわりとした甘さがにじみ出て、口中に染み渡りました。思わず顔がほころぶ味です。今まで飲んだ熟茶の中では一番好みかもしれません。初めは熟茶でこの値段と驚きましたが今では納得です。天字沱茶もそうですが、生茶熟茶に関係なく、いいものは味も値段もいいのですね。
ご質問:
文化大革命は1966年からはじまり、1976年の「四人組」の失脚で終わっているのに、この7581後期文革80年代のお茶がまだ「文革」と名前がついているのは、お茶作りにその当時のなにかが影響しているせいでしょうか?
回答:
プーアール茶には、その銘柄のお茶が最初に作られた当時の名前を、現在生産しているものにも使っているものがたくさんありますが、この文革磚もそうです。すなわち、1960年後半からこのお茶は試験的に作り始められたわけです。熟茶の製造技術は文革のときから始まりました。専門書によって年代が異なるのですが、それはおそらく実験用に作られていたものと、市販されたものとがあいまいだからかな?と個人的に推測しています。
ヴィンテージものの餅茶については、いつからいつまでそのお茶が作られたという年表が、台湾の五行図書から出版されている「七子餅辞典」の36ページにあり、それがわかりやすいです。
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【店長にメール】
つぎにこのプーアール茶はいかがでしょうか?

7581雷射磚茶プーアル茶88年
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【このプーアール茶の詳細】