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huang yin 7572 qi zi bing cha
1枚 15,800円 50g 3,900円 ⇒【申込みフォーム】 製造 : 1999年 茶廠 : 雲南孟海茶廠 茶山 : 孟海茶区 茶樹 : 雲南大葉種 喬木 茶葉 : 3級〜8級 重量 : 340g〜360g 工程 : 熟茶 倉庫 : 広州乾倉6年
ブレンド茶葉によるバランスのよい風味。重厚感がありながらも、軽やかな香り。熟茶の発酵技術では常に一歩先を行く、孟海茶廠(メーカー)の完成度の高い品です。 -------------------------------------- このプーアル茶は、2006年に一度仕入れ、「毎月のお試し茶2006年度」の会員様に、すでにご提供しておりました。その後、「週替わりのお試し茶」で、少量の崩した茶葉を何度かご提供していたのですが、お客様の評判がよかったのと、この1年での変化で、さらに美味しくなったので、再出品することにしました。過去に仕入れたものと出所の同じものです。(2007年12月2日) -------------------------------------- ■このお茶の由来
茶号:「7572」は、1970年代にはじまった孟海茶廠での「標準化」したお茶作りによる製品番号です。7572の「75」は1975年頃。「7」は茶葉の等級。「2」は、国から孟海茶廠に割り当てられた数字です。 「標準化」したお茶作りが行われた時代背景については、「七子小緑印圓茶7542の散茶」のページの「7542七子餅茶の生い立ち」のところで紹介しておりますので、そちらをご参照ください。 ⇒【7542七子餅茶の生い立ち】 茶号:「7572」の初期の製品は生茶でした。
「早期7572七子餅プーアール茶」 ⇒【早期7572七子餅プーアール茶】 1975年〜1983年あたりの初期に製造された、「早期7572七子餅」は生茶で、別名「7572青餅」と呼ばれています。その後につくられた「7572」は、メーカーで「渥堆」(ウォードゥイ)発酵させる工程のある、熟茶になります。「渥堆」(ウォードゥイ)については、その製法で始めて量産された「73白厚磚プーアル」の紹介ページをご参照ください。 ⇒【73白紙特厚磚プーアル茶】 「茶号」のある製品の中に、 孟海茶廠が自主的に毎年つくり続けている、「常規茶」と呼ぶ定番の茶号が2つあります。 ひとつは、「7542七子餅茶」で、生茶の常規茶です。 もうひとつが、「7572七子餅茶」(このお茶)で、熟茶の常規茶です。すなわち、「7572」は、孟海茶廠でもっともロングセラーの熟茶ということになります。一年に何度かに分けて作られ、出荷されています。 ■このお茶の特徴
![]() 表: 3級のくらいの若葉も混じる、5級くらいまでの茶葉 裏: 5〜8級の大きめの茶葉 茶葉は、等級の異なるものが、餅茶の表、裏、とそれぞれに配置されます。このようにブレンドすることで、餅茶の表面を美しく仕上げる効果があるほか、味のバランスがよいことや、保存熟成が安定したするなどの効果があります。 ブレンドを調整することで、いつでも同じ風味を再現できる、「標準化」したお茶作りの目的に沿ったものです。 「早期7572青餅」は、「大葉青餅」と分類されるほどに、大きめの等級の茶葉で構成されていましたが、この「黄印7572七子餅茶99年」も、全体的に大きめの茶葉で構成されています。
餅面の表には、美しく仕上げるために3級くらいの若葉が使用され、オレンジ色の新芽の部分も見られます。餅面の中側や裏側は、5級〜8級の大きめの茶葉で構成されています。ところどころ茎の部分も混ぜられています。大きな茶葉や茎の部分は、菌類の発酵活動に栄養を与え、通気をよくするため、熟成には欠かせない部分です。また、茎の部分には糖分が多く、煎じるほどに甘味も出てきます。
裏面は、大きな茶葉が浮き出ています。 熟茶は、メーカーで「渥堆」(茶葉に水を撒いて発酵させる)の工程があるのですが、「渥堆」の、発酵度合いにも差があります。 ●重発酵 (渥堆で強い熟成) ●適度発酵 (渥堆で適度な熟成) ●軽発酵 (渥堆で弱い熟成) この「黄印7572七子餅茶99年」は適度発酵に相当します。 発酵度合いの差が、風味を大きく左右します メーカーから出荷されて後の保存熟成は、広州の倉庫です。そこで6年近く保存されていました。広州も、香港についで温度湿度とも高めの倉庫が多く、熟成は強めになりますが、この「黄印黄印7572七子餅茶99年」については、茶葉の様子や、試飲した印象や、包み紙の美しさから見て、広州にしては比較的乾燥した環境の倉庫だったと推測できます。 広州の倉庫熟成の特徴は、「土味」(土っぽい臭い)がつくと言われますが、この「黄印7572七子餅茶99年」の場合は、広州から上海に移ってから、すでに1年以上経過しております。茶商の倉庫から、常温の乾燥した環境に移すことを「退倉」すると呼びます。「退倉」すると、茶葉は乾燥し、倉庫臭も消えてゆくため、現在はとくに倉庫の面影が残っているところはありません。 ■このお茶の試飲
茶湯の色の出はゆっくりで、色は明るく透明感があります。保存熟成が強いものは、もっと赤味が強く、暗い色になるので、茶湯の色からも、保存の熟成は穏やかだったと想像できます。 味には厚みがあり、甘味も強いのですが、バランスよく苦味もあって、それが印象をひきしめています。飲んだ瞬間に特別な印象を与えるものではありませんが、飲むほどに口になじんでくる味わいです。
葉底(煎じた後の茶葉) 「渥堆」で適度発酵されている茶葉なので、茶葉の原形は崩れていますが、何煎もして茶葉が開くと、大きな茶葉の片鱗が見て取れます。 ■飲み比べ
「7572七子餅茶99年無内飛」(台湾倉庫) 同じ1999年の「7572」です。保存環境が異なります。「7572七子餅茶99年無内飛」は、孟海茶廠(メーカー)から出荷されてすぐに、ベトナム経由で台湾に運ばれました。台湾の倉庫で保存された場合は、比較的乾燥した状態で保存されるため、熟成はおだやかに進みます。 1949年〜2004年まで、台湾は中国大陸産の茶葉の輸入販売を規制しており、当時の多くのプーアール茶がベトナムのお茶として、台湾に輸入されています。中国産の茶葉であることを隠すために、白い紙で包装してあり、内飛(茶葉に埋められる小さな紙)はありません。そのため「無内飛」という名前がつきます。 台湾に届いてから、別便で送られてきた紙で包みなおして販売されます。 当店で紹介している「7592七子餅茶プーアル茶」も同じ経歴を持ち、「無内飛」について詳しく紹介していますのでご参照ください。 ⇒【7592七子餅茶プーアル茶】
上: 「黄印7572七子餅茶99年」 広州倉庫 下: 「7572七子餅茶99年無内飛」 台湾倉庫 広州倉庫と台湾倉庫の保存熟成の比較となります。餅面(餅茶の表面)は、広州倉庫の「黄印7572七子餅茶99年」ほうが、全体的にやや赤味があります。それと写真では分かりにくい程度ですが、白露(バイルー)と呼ばれる、茶葉が湿ったときに成分が浮き出て白くなるところが、かすかにあります。白露は、熟成が成功しているものであれば、穀物のような強い甘みや、まろやかな風味が楽しめます。 台湾倉庫の「7572七子餅茶99年無内飛」のほうは、広州倉庫に比べると、全体的に黄色っぽいです。とくに色の明るい新芽の部分では、「黄印7572七子餅茶99年」はオレンジ色に変色しているのに対して、「7572七子餅茶99年無内飛」はそれよりも明るいやまぶき色をしています。 どちらにも茶葉には、かすかな光沢があり、熟成の具合の良いことを証明しています。
上: 「黄印7572七子餅茶99年」 下: 「7572七子餅茶99年無内飛」 1〜3煎めまでは、熟成がやや強い「黄印7572七子餅茶99年」のほうが濃い色になります。
上: 「黄印7572七子餅茶99年」 下: 「7572七子餅茶99年無内飛」 4煎目を超えてくると、どちらも同じ色になりました。一般的には、熟成の強いプーアル茶ほど濃く色が出ます。色の出方もやや早くなります。そうすると、熟成が弱いものほど煎が長く続くかというと、そういうわけでもありません。熟成がすすむことによって、茶湯の色の素となる成分が多く作られています。強く熟成されるほどに、色がよく出ることになります。 味は、「黄印7572七子餅茶99年」のほうが甘味を強く感じ、また、味の層に厚みがあります。「7572七子餅茶99年無内飛」は、甘味が弱い分、苦味や渋みがやや際立つので、ドライな風味になります。好みの問題ですが、この2つの場合は、圧倒的に「黄印7572七子餅茶99年」のほうに美味しさを感じます。
上: 「黄印7572七子餅茶99年」 3〜8級 下: 「孟海一級圓茶99年」 1〜2級 ブレンド+大きな茶葉と、1〜2級の小さな茶葉のみの、熟茶の餅茶の飲み比べです。どちらも同じ孟海茶廠の1999年製です。 「孟海一級圓茶99年」は、台湾の茶商がオーダーしたお茶です。1級茶葉を中心につくられており、小さな柔らかい茶葉を強く圧延してあるので、カチカチに固まっています。茶葉の通気が悪く、温度と湿度の高い倉庫保存には向いていないため、未入倉です。一級茶葉という印象が良いため、贈答品の需要のある小売店やお土産屋さんに多いタイプのプーアル茶です。
上: 「黄印7572七子餅茶99年」 3〜8級 下: 「孟海一級圓茶99年」 1〜2級 ちょうど良い濃さに煎じたところ。
左: 「黄印7572七子餅茶99年」 3〜8級 右: 「孟海一級圓茶99年」 1〜2級 濃いめに煎じたところ。 茶湯の色では見分けが付かないですが、味は異なります。 大きめの茶葉の「黄印7572七子餅茶99年」は、おっとりとして厚みがあり、穀物のような落ち着いた香りがあります。 小さめの茶葉の 「孟海一級圓茶99年」は、混じりけなく軽快で、かすかに花のような甘い香りがあります。 濃いめに煎じると、また違うところが出てきます。 大きめの茶葉の「黄印7572七子餅茶99年」は、苦味が効きながらも、全体のバランスは安定しており、それなりの美味しさが楽しめます。 小さめの茶葉の 「孟海一級圓茶99年」は、苦味や渋味が際立ち、薬香が強くなり、クセがあります。 濃淡が風味を変えますが、ブレンド+大きめの茶葉の「黄印7572七子餅茶99年」は安定しており、淡くても濃くても、それなりの風味が楽しめます。 1〜2級の小さめの茶葉だけの 「孟海一級圓茶99年」は、頃合いよく煎じると、花のような甘い香りと、軽快な風味が楽しめますが、茶葉の量や煎じる濃さに、微妙な調整を求められるため、どちらかというと初心者向きではありません。 ■その他 ![]() 7枚で竹の皮に包まれています。 ブレンド+大きめの茶葉は、保存熟成も容易なうえ、風味の変化も比較的早いと言えます。ご自宅で何年か保存してみてはいかがでしょうか。 また新しい情報によって、このお茶の過去が明らかになることがあれば、ここに文章を追加・変更してゆきたいと思います。 1枚 15,800円 50g 3,900円 ⇒【申込みフォーム】 茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。 ⇒【5gのプーアール茶葉でどのくらい飲めるか?】 保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。 ⇒【プーアール茶の保存方法】 ⇒【店長にメール】 お客様のご感想 つぎにこのプーアール茶はいかがでしょうか? |