鳳凰沱茶93年プーアル茶
feng huang tuo puer cha
鳳凰沱茶93年プーアル茶 1個 93g〜100g
製造 : 1993年
茶廠 : 南澗茶廠 (大理)
茶山 : 無量山茶区
茶樹 : 大葉種
茶葉 : 1〜2級
工程 : 熟茶
倉庫 : 香港乾倉
甘味
渋味
とろみ
酸味
苦味
香り
熟成度 |
●●●○○ やさしい甘み
●○○○○
●●●●● なめらか
●○○○○
●○○○○
●●○○○ 少しだけ梅香
●●●○○ 製造やや弱め、倉庫やや強め |
メーカーでの熟成が弱めで、もともと軽快な風味のプーアル茶ですが、香港の茶商の倉庫で熟成され、なめらかな舌触りと、甘い香り。厚みがありながらも軽快な風味はそのままの、上品な熟茶に仕上がっています。
雲南省大理の南澗茶廠(メーカー)にて、「鳳凰沱茶」の熟茶が最初に製造されたのは1985年です。1997年に一度このメーカーが倒産するまで、毎年製造されました。その後、民間の会社がこの工場を買い受け、2000年頃から再び「鳳凰沱茶」の熟茶が製造されています。
メーカーが倒産した理由は、1989年頃から低級な茶葉を買い溜めしすぎて、資金の回転が悪くなったのが原因ということですが、あくまでも噂です。
2000年以降の新しい「鳳凰沱茶」の熟茶は、生産量が増えているため、比較的見つけやすい品となっています。
「鳳凰沱茶94年」、「鳳凰沱茶96年」を過去に紹介しています。
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【鳳凰沱茶94年プーアル茶】
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【鳳凰沱茶96年プーアル茶】
熟茶は、メーカーの製造段階で茶葉に水を撒いて発酵させる「渥堆」(ウォードゥイ)と呼ばれる工程があります。「渥堆」については、「73白紙特厚磚プーアル茶」のページをご参照ください。
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【73白紙特厚磚プーアル茶】
「渥堆」の技術は年々向上していますが、発酵の仕上がりは一定ではありません。カンタンに分けると、強く発酵された茶葉と、弱く発酵された茶葉に分けられます。そのため、メーカーによっては、「渥堆」(ウォードゥイ)した結果の茶葉の様子を見てから、作るお茶の型を決めることさえあります。
「渥堆」の結果が安定しないということは、同じメーカーのお茶でも味は異なるということです。
ここで、近年製造された2種類の「鳳凰沱茶」の例を挙げます。
写真の左: 鳳凰金毫沱茶2005年
写真の右: 鳳凰沱茶2006年
写真の左: 鳳凰金毫沱茶2005年
写真の右: 鳳凰沱茶2006年
使用されている茶葉はほぼ同じです。鳳凰金毫沱茶05年に少し新芽にあたる茶葉が混じっているくらいで、それほど大きな差はありません。価格も差がほとんどありません。
しかし、固形の茶葉の表面を見ると、少し色の差が生じていることがわかります。左の茶葉は黒く、右の茶葉はそれに比べると明るい色に見えます。

写真の左: 鳳凰金毫沱茶2005年
写真の右: 鳳凰沱茶2006年
製造年が1年しか違わないのにもかかわらず、煎じたときの湯の色は大きな差が現れています。
左の「鳳凰金毫沱茶2005年」は、発酵が強いめです。
右の「鳳凰沱茶2006年」は、発酵が弱いめです。
どちらも年数が経っていないため、保存熟成の差は現れていません。メーカーでの熟成の差がそのままあります。
発酵が強いものには、苦味と酸味が際立ち、香りにはツンとした発酵臭があり、味に重い印象があります。
発酵の弱いものには、渋みが残っているものの、どちらかというと軽くて飲みやすい印象があります。
このよう鳳凰沱茶は、メーカーの加工時点で、すでに熟成の差が生じています。 そして、ここで紹介する「鳳凰沱茶93年」は、発酵がごく弱いめに仕上がっている茶葉になります。
包み紙には製造年月の93年3月が記されています。
無量山茶区の春摘みの1〜2級茶葉です。雲南地方は温暖で、春摘みは2月から始まりますので、3月には出荷できます。
茶葉の表面の色は明るく、熟成の弱いことが伺えます。
当店では、製造年がたった1年違いの「鳳凰沱茶94年」を過去に紹介しておりますが、この2つには明確に味の差があります。それは、 まさしく上記に紹介した、「渥堆」での発酵の仕上がりによる差です。
写真左: 「鳳凰沱茶93年プーアル茶」
写真右: 「鳳凰沱茶94年プーアル茶」
茶葉の色合いが、左は明るく、右は暗く見えます。どちらも香港の茶商の常温の倉庫で熟成された期間があります。温度と湿度の高いめの香港の倉庫では、乾燥しているといっても熟成はやや強いめになるのですが、茶葉の様子からして、湿度の高いところで茶葉が湿って成分が浮き出て白っぽくなった「白露」などは見当たりませんので、この2つの茶葉の環境の差はそれほど大きくないと思われます。倉庫の環境に大差がなければ、たった1年の差で、これほど色の差が大きくなることはありません。
写真左: 「鳳凰沱茶93年プーアル茶」
写真右: 「鳳凰沱茶94年プーアル茶」
葉底(煎じた後の茶葉)には、 色や質感の差が表れています。左の熟成の弱い「鳳凰沱茶93年」はややフワフワと弾力のある感じで、茶葉の色は明るい栗色です。右の熟成の強い「鳳凰沱茶94年」はカサカサとして硬い感じで、茶葉の色は赤黒い感じです。
「鳳凰沱茶93年」は薄口で口当たりがなめらか。「鳳凰沱茶94年」は濃い口で、苦味がはっきりとしています。
香りはどちらも弱いのですが、全く異なります。
「鳳凰沱茶94年」はスパイスのような香ばしい香り。
「鳳凰沱茶93年」はかすかにお香のような香り。

とろんとしてなめらなか口当たりと、サッパリとした味わいのバランスが良く、軽い感覚で、何杯でも飲めるお茶です。
かすかにするお香の香りは、熟茶の年代モノに共通するもので、高級感があります。普段飲みだけでなく、来客用にもいかがでしょうか。
この鳳凰沱茶のメーカー南澗茶廠の製品には特に多いことですが、茶葉以外のものが混じります。写真は髪の毛?かそれともシュロの木など植物の繊維?なのかわかりません。その他にも、ガラスの粒、小石、籾殻など、3個に1個くらいの割合で混入しています。これはメーカーにて、茶葉を、「渥堆」(ウォードゥイ)発酵させる倉庫に茶葉を山積みにし、まんべんなく空気にさらすためにかき混ぜる作業のときに混じるものです。茶葉を崩すときに取り除くことができますので、いっしょに煎じてしまうことはありません。また、茶葉は熱湯で洗茶するので、衛生的な問題はないと判断しております。あらかじめご理解のうえお求めください。
鳳凰沱茶93年プーアル茶
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【5gの茶葉でどのくらい飲めるか?】
保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
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【プーアール茶の保存方法】
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鳳凰沱茶94年プーアル茶
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