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黄印7542七子餅茶

huang yin 7542 qi zi bing cha

黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶

黄印7542七子餅茶 1枚 約340g
2010/09/20 終了

製造 : 1989~1993年
茶廠 : 雲南孟海茶廠
茶山 : 易武正山
茶樹 : 雲南大葉種喬木
茶葉 : 表3~4級、裏5~6級 春摘み
工程 : 生茶
重量 : 340~350g
倉庫 : 香港乾倉-台湾常温乾倉10年

甘味
●●○○○
渋味
●●●○○
とろみ
●○○○○
酸味
●○○○○
苦味
●●●●○ ほろ苦い
香り
●●●○○ 蘭香、梅香、樟香、沈香
熟成度
●●○○○ 倉庫での熟成やや弱め

易武山の茶葉だけでつくられた「7542七子餅茶」です。
香港の倉庫熟成による倉味がスパイスを加えた力強い風味の中に、易武山の茶葉が持つ華やかな春の香りと、ドライな苦味が効いています。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
「7542七子餅茶」は孟海茶廠にて1970年代中頃から毎年作られていますが、この「黄印7542七子餅茶」は、1989年頃に香港の茶商から孟海茶廠(メーカー)に一度だけオーダー生産されたものです。その茶商は王曼源氏であると推測されています。
香港のプーアル茶王とも呼ばれる王曼源氏は、2000年に出版された、台湾唐人工藝出版の「普耳茶譜」の顧問もしています。2005年あたりからその信頼はかつてほどではなくなっています。

「黄印」の名前は、1950年代の名作「黄印圓茶」を連想させます。印級と呼ばれる最上級クラスの餅茶(圓茶)のひとつです。
「黄印」と呼べる印級の系列のお茶は、1970年代末ごろまで生産され、1980年代に復刻版(レプリカ)もありますが、この印級末期につくられた「黄印」の茶葉の配合が、7542七子餅茶に似ています。このことから、「黄印7542七子餅茶」と命名されたのかもしれません。
「黄印」については、「七子黄印大餅70年代プーアル茶」のページをご参照ください。
+【七子黄印大餅70年代プーアル茶】

「7542七子餅茶」については、「七子小緑印圓茶7542の散茶」のページをご参照ください。
+【七子小緑印圓茶7542の散茶】

■このお茶の特徴

黄印7542七子餅茶プーアル茶
七枚組みの竹の皮包みの上に「黄印7542」と印されています。
1975年の「75」。4級茶葉の「4」。孟海茶廠に割り当てられた番号「2」です

黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
包装紙は「手工綿紙」ですが、色の異なる2種類の紙があります。撮影した七枚一組では、うち6枚が黄色い色の包装紙(写真の下のほう)で、1枚だけ白い色の包装紙(写真の上のほう)でした。
包装紙の「八中茶」の「茶」字の色に違いもありますが、これはおそらくインクの色は同じで、下地の紙の色の違いが影響しているのだと思われます。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
雲南七子餅茶の「七」はタテに細長い文字のデザイン。主に1980年代までの包み紙に使用されていたデザインです。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
中茶(真ん中の「茶」の字)のインクは、浅黄色。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
「中国土産畜産進出口公司雲南省茶葉分公司」の、「中」の字は「口」の大きい「大口中」版。「出」の「山」は、上下の大きさの違うタイプです。これは1970年代のものに多いデザインですが、1989~1993年のこのお茶は茶商からのオーダー品のため、「大口中」版のデザインが指定されています。一般的には7542七子餅茶は1970年代のものが「大口中」版で、1980年代以降が「小口中」版になります。


内飛(茶葉に埋め込まれている紙)
「出」の文字のデザインの、上の「山」と下の「山」の大きさは同じ、「平出内飛」と呼ばれるものです。これは1980年代~1990年代中期の文字のデザインなので、このお茶の年代と一致します。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
餅茶の裏面の茶葉
小さな茶葉ほどよく捻れて歪曲したようになっていて、茶葉は密集し、圧延されています。この捻れ具合と立体感からみて、この茶葉の原料となっている「晒青毛茶」の製茶工程は手作業だったということがわかります
。近年では簡単な機械で「揉捻」する晒青毛茶が多く、手作業で製茶された品は多くありません。また手作業で製茶するのは、少量生産で高級な古樹の茶葉に用いられる製茶方法です。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
崩した茶葉
「肥碩」(肥えている)と呼ばれるように、ひとつひとつの茶葉に厚みがあり、とくに大きめの茶葉が配置されている餅茶の裏面はボコボコしているように見えます。厚みのある茶葉は古樹の茶葉の特徴です。さらに、旧六大茶山の代表格の易武正山(易武山)の茶葉が使われています。近年の「7542」は、同じ西双版納の茶葉ですが、新六大茶山の南糯山などの風味が強くあります。

■このお茶の試飲

黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
煎じると、茶葉はゆっくりと開きます。写真は3.5gの茶葉ですが、それでも葉が開くと、蓋碗いっぱいに膨れ上がります。
明るい赤栗色の茶湯で味はしっかりとしています。
桂皮や八角にも似た香りのスパイスは香港の倉庫熟成によるもので、複雑かつ奥行きある味わいに仕上がっています。口に入れた瞬間それが強く感じられますが、口になじむと「蘭香」と呼ばれる華やかな香りや、漢方薬のようなほろ苦さが出てきます。これはこの茶葉の元からある風味で、易武山の春摘みの新芽や若葉の特徴のひとつです。「7542」の配合には一芽三葉で茶摘されるものに、さらに一芽一葉の新芽と若葉だけを取り出して足した配合がされています。そのため春の香りや味の特徴がより強く前に出たドライな風味に仕上がっています。
やや薄めに煎じたほうがバランスが良いでしょう。少し濃いめに煎じると苦味が際立ち、ツウ好みの味わいになります。
甘いお茶菓子との相性もよいでしょう。

黄印7542七子餅茶プーアル茶 葉底
黄印7542七子餅茶プーアル茶 葉底
黄印7542七子餅茶プーアル茶 葉底
葉底(煎じた後の茶葉)。
大葉種喬木古樹の典型的な形の茶葉が出てきます。近年の「7542七子餅茶」は西双版納の茶葉であっても、茶園や収穫時の異なる茶葉をミックスすることがあります。しかしこのお茶「黄印7542七子餅茶」はすべて易武山のものです。茶葉の形にも易武山を含む旧六大茶山の個性が見つかります。


同じ易武山の茶葉の「8892後期紅印圓茶」と味比べしています。
+【8892後期紅印圓茶/味比べ】

■その他情報

黄印7542七子餅茶プーアル茶
黄印7542七子餅茶プーアル茶
包み紙の破れているのは年代モノゆえです。
籾殻(米粒の殻)が茶葉に混じっていました。
そのほかにも混じりものがあると思われますが、これは古式な製茶を行う農家の手作業の証拠でもあり、品質を下げるものではありませんので、ご理解のうえお求め頂きたいと存じます。

黄印7542七子餅茶プーアル茶
また新しい情報があれば、ここに文章を追加してゆきたいと思います。

黄印7542七子餅茶 1枚 約340g

茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。
+【5gのプーアール茶葉でどのくらい飲めるか?】

保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
+【プーアール茶の保存方法】

+【店長にメール】


■お客様のご感想

東京都Y.Yさま
おまけでいただいたときに飲んでみて魅了された蘭香が忘れられなくて、ついに 一枚買わせていただいたのでした。
強いけどずっしりと落ち着いた苦味が最初に感じられます。それに隠れるように蘭香が口の中に広がり、それはまるで、ごつごつした岩陰にひっそりと隠れるように咲いている蘭の花が上品な香りを放ち、それがどこからとも漂ってきて周りを満たしているようです。6~7煎と煎れて行っても蘭香は衰えず、これはマイフェイバリットテイストですな。

東京都T.Yさま
花のような香りと、ほんのり甘味と、お茶らしさのある苦味、渋み。苦味がつよいということでしたが、それでいいのではないでしょうか。とてもバランスのよいお茶だと思いました。

埼玉県O.Kさま
いまでも十分熟成が出来上がっていておいしいです。しかし、80年代(7542七子餅茶80年代中期) を飲むとまだ少し若いなと思います。

北海道I.K さま
まずは最初は渋みが強く立ちます。
生茶らしい酸味と鉄分臭も ありました。2~3煎すると苦みが強く出てきます。そして漢方薬の 香りがふんわりと漂います。これが蘭香でしょうか。決して「いい香り」 ではないはずなのですが、気が付くと聞香杯のように茶海の香りを 嗅いでしまいました。心落ち着く香りなのです。


つぎにこのプーアール茶はいかがでしょうか?
紫大益7542青餅00年プーアル茶
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+【このプーアル茶の詳細】


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