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南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶 その3

nan nuo mi lan qing bing cha

南糯古樹青餅プーアル茶

■2013年の春
2013年は冬の乾季の2月のうちに雨が少し降って、そのため春の茶葉には水分がやや多くなっていました。
茶葉の水分は、火入れの仕上がりや、甘い香りを引き出す半発酵の調整に影響します。先にお茶づくりのはじまっていた丁家老寨でこのことに苦労したので、ひと足遅れて茶摘みのはじまった南糯山でも対策をしなければなりません。
(その経緯)
+【漫撒古樹青餅2013年プーアル茶 その4】

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯山に着いたときには、すでに3日分ほどの晒青毛茶が仕上がっていました。
「とりあえず飲んでみてください」
と、すすめられて飲んだお茶は目の覚めるようなすばらしい出来でした。
甘い香りというよりも、夏ミカンのような柑橘系の爽やかな香りがあります。保存熟成すると吐く息に残る香りに桃のような印象が出てくると思います。

「実は相談があるのですが・・・」と、
農家の主人はなにか言いにくそうにしています。
なにでしょう?と尋ねてもすぐには話さず、
「まずは農地を見てください。」
と言うので、早速農地へ行きました。

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

遠目からみてもその事態に気付きました。
茶葉の育ちが良すぎて茶摘みが間に合っていないのです。

実は、この農地の一部で「一年一采」(一年に一度だけ摘む)を試そうということで、昨年の春から一切手をつけていない古茶樹があります。
以下は昨年秋の写真ですが、茶摘みもせずに放っておくと、樹精の良い南糯山の古茶樹は育ちすぎます。

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

下草の育ちも旺盛で腰のあたりまで伸びています。
山の斜面を駆け上がってきた上昇気流が山頂から吹き上げて、積乱雲となって大粒の雨を降らせます。水分の多い山頂付近は特に、あらゆる植物が大きく育ちます。南糯山のところどころにある巨木はこの気候が育んでいたのです。
そしてここでは漫撒茶山にある「熟した枝」の栽培が通用しません。枝の成長が早すぎるからです。

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

この写真は1年間摘まないで放っておいた枝ですが、伸びすぎてこのままでは3年で手が届かなくなるでしょう。
「熟した枝」と「台刈り」が漫撒茶山にある古い技術なら、
「枝ふり」と「中刈り」が南糯山にある古い技術です。
枝ふりとは、枝に石をぶら提げて横に這わせる栽培手法です。
基幹の枝が横に伸びると、分岐した枝は上を向いて伸びます。太くなってくるとまた横にふる。これでしばらく木登りをして摘みやすい状態が保てます。奇怪な枝ぶりの古茶樹は、数百年もかかった造形なのです。
それでも、 茶摘みによって自然に増えてしまう葉と、茎と、枝と。
茶樹の長寿の為には生産活動の負担、つまり葉の数を減らさなければなりません。そこで、中間あたりの太い枝をズバッと間引く。これが「中刈り」です。

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

とにかく、2013年の春の若葉の育ちは早く、当店の少量のオーダーを農家が家族だけで采茶(茶摘み)している場合ではありません。若葉はすぐに育って硬くなって商品価値を失います。
「アルバイトを雇って5日で摘み切って、他の茶商に売ってください。当店の分はあと2日で十分です。」
と、そのように話したら、それはもう手配済みで、明後日から親戚たちが手伝いに来ると言うので、相談したいことというのは別にあるようです。

農家はこう説明しました。
「ごらんのとおり今年は水分が多いのです。それで、言われていたとおりに萎凋に時間をかけましたが、どうにもうまく乾きません。そこで、これは言われていた方法ではないのですが、二度炒りしました・・・・・。」

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

まさにその二度炒り製法を伝えようと思って来たのです。
この農家にはときどき思っていることが伝わる不思議なことがあるのですが、それにしても二度炒りを自ら試すほどのチャレンジ精神はないだろうと思い、ふとひらめいて、こう尋ねました。
「二度炒りは、誰に教わったのですか?」
「もう何年も前のことでしょうか、隣村の親戚の家に広州の茶商が来て、二度炒りを試したのです。そのときとても良い香りがしたので・・・・・・・・・・・。」

二度炒りを教えに来たはずが、教わることになりました。
何も言わずに農家の方法を見ることにします。

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

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南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

一度目の炒りは機械で、蒸し焼き効果が活かされています。
二度目の炒りは鉄鍋の手炒りで、香りを立てます。
作業場いっぱいに果実のような甘い香りが広がり、 それは寝どこの2階の部屋まで届いてきて、幸せな気分です。
次の日の太陽で晒干(天日干し)して「晒青毛茶」の完成です。

今回はこの晒青毛茶を易武山の工房へ運び、圧延後に涼干・晒干で仕上げます。

南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶

■その4 品茶(つづき)
+【南糯蜜蘭青餅2013年プーアル茶 その4】


南糯蜜蘭青餅2013年 1枚 380g


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