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7452七子餅茶プーアル茶

7452 qi zi bing cha

7452七子餅茶プーアル茶
7452七子餅茶プーアル茶

7452七子餅茶プーアル茶 1枚 約330g
2010/01/02 終了

製造 : 70年代中期
茶廠 : 雲南孟海茶廠
茶山 : 孟海茶区
茶樹 : 雲南大葉種
茶葉 : 4~6級
重量 : 310g~330g
工程 : 熟茶
倉庫 : 香港乾倉から台湾乾倉

甘味
●●○○○ 甘さひかえめ
渋味
●○○○○
とろみ
●○○○○
酸味
●●●○○ 生茶に似た酸味
苦味
●●●●○ やわらかい苦味
香り
●●●○○ 梅香、桂花香、糯米香
熟成度
●●○○○ 熟茶初期のため弱め

熟茶が販売され始めた、1970年代の熟茶です。
最初に量産された熟茶の「73厚磚茶」(昆明茶廠)が出荷されたのが1973年頃で、 この「7452七子餅茶プーアル茶」は、その少し後の1974年か1975年頃のものです。餅茶(円盤型)の熟茶としては、孟海茶廠で初めてのものだったかもしれません。

7452七子餅茶プーアル茶
茶葉の表面 7452七子餅茶プーアル茶

「中度発酵」と呼ばれる「渥堆」の熟成がされていますが、「中度発酵」がどの程度の熟成具合のものであるかは、今となってはよくわかりません。ちなみに、「73厚磚茶」は「軽発酵」(半生熟茶)とされていますが、メーカーが異なるため、比べようがありません。どちらにしても、現在の熟茶に比べると、ずいぶん熟成が浅いのが特徴です。
+【73厚磚茶1973年製 (プーアール磚茶)】

近年はプーアール茶といえば「熟茶」が普及していますが、熟茶の量産がはじまったのは1970年代で、およそ40年足らずの歴史です。生茶のほうがずっと長い歴史があります。
40年のうちに作り方は進化し、風味は大きく変わっています。とくに熟茶が作り始められた初期の1970年前後の製品には、新しくはじまった熟茶作りの試行錯誤の跡が見られます。
この 「7452七子餅プーアル茶」は、香港の茶商からのオーダー生産だったようですが、1970年代の中頃から70年代末ごろにかけて、二回だけしか作られていません。実験的な試みのお茶だったのです。

7452七子餅茶プーアル茶
7452七子餅茶プーアル茶の表面
7452七子餅茶プーアル茶の裏面
餅身の特徴は、表面の中央がすこし盛り上がっていることと、裏面のへこんだ部分の円の大きさが他の七子餅茶よりもあきらかに大きいことです。形が整わないのは、「渥堆」(ウォードゥイ)されて、もろくなっている茶葉を、餅茶に圧延加工することに慣れていなかったせいかもしれません。実際に、これ以降の熟茶の餅茶には、このようないびつな形は見られません。

七枚の餅茶が一組で竹の皮包みに入るので、「七子餅茶」と呼ぶのですが、この「7452七子餅茶」は外包みにちょっと特徴があって、二つのパターンがあります。
■七枚一組で紙で包まれたもの(今回のがそれに相当します)
■一枚一枚を分けて、円形の紙箱に入れたもの。

7452七子餅茶プーアル茶の裏面
この写真は、1980年代の「廣雲貢餅」のものですが、箱のデザインはこれに似たものです。

7452七子餅茶プーアル茶の包装紙
今回仕入れることができた 「7452七子餅茶プーアル茶」は、香港と台湾の乾倉にて長期保存されましたが、いずれも比較的乾燥した状態で保たれたことが汚れの少ない包装紙からも見てとれます。湿度の高い倉庫の包装紙の色を変化させるような茶色い染みの跡はひとつも見つかりません。年代モノにしては茶葉の破損や茶虫の喰った被害も少ないです。このことから、出荷されたときの風味から大きな方向転換するようなことはなく、一定の方向へ向かって徐々に変化がすすんだと思われます。
大きな変化がなかったとすると、孟海茶廠の職人たちがこのお茶作りに目指した方向の風味を、現在でも確かめることができるということになります。

7452七子餅茶プーアル茶
「八中茶」商標の「茶」の字は深緑色、手押しの印鑑です。

7452七子餅茶プーアル茶
「中国土産畜産進出口公司雲南省茶葉分公司」
この「中国」の「中」の文字のデザインは、「口」の部分が小さな「小口中」版です。1970年代の文字のデザインは、ほとんどが「大口中」版になり、「小口中」版は、「七子黄印」のシリーズの一部、「7582大葉青餅プーアル茶」、「特級大葉青餅」や、この「7452七子餅茶」など、限られた銘柄のみです。

7452七子餅茶プーアル茶の内飛
7452七子餅茶プーアル茶の内飛
内飛(茶葉に埋め込まれた紙)の印刷に、年代モノの孟海茶廠の製品の特徴があります。
包装紙の紙は厚綿紙(木綿紙)外包の字のインクは朱色(鮮やかな赤)です。
ちょっと茶葉に埋まりすぎていて見えにくいですが、内飛の文字は、「美術字尖出内飛」と呼ばれる文字のデザインです。
「孟海茶廠出品」と書かれている「出」の字の「山」の大きさが上下で異なります。上の「山」が小さく、下の「山」が大きい。
この文字のデザインは1970年代のもので、熟茶の内飛としては珍しいです。


崩した茶葉です。茶葉にはやわらかい新芽の部分がふんだんに使われています。黄色い細い茶葉がそれです。


7452七子餅茶プーアル茶の茶葉
煎じてみると、熟茶ではありますが、生茶の老茶に共通する風味を感じます。まだ手本となる熟茶製品が少なかった当時、職人が手本に出来る熟成の風味は、生茶の老茶しかありません。
湯が冷えてから飲むと、なおさらその生茶らしい風味が増します。
この同じ頃に孟海茶廠の監修で作られた、「渥堆」技術を用いないで、茶葉を一定期間倉庫熟成させた陳年茶葉の、「7562磚茶プーアール茶」にも、少し風味が似ている点も面白いです。
+【7562磚茶プーアール茶】

7452七子餅茶プーアル茶の葉底

葉底(煎じた後の茶葉)
葉底の様子からは、熟茶よりも生茶に似た特徴が見えます。茶葉の形は整い、崩れておらず、弾力があります。この様子は生茶の年代モノの茶葉に近く、現在のしっかり熟成された熟茶の茶葉とは異なるものです。

7452七子餅茶プーアル茶
甘さはひかえめで、やわらかな苦味を感じます。
ほんのかすかに梅香がすることも、生茶の老茶を連想させます。高級感のある味わいです。

また新しい情報があれば、ここに文章を追加してゆきたいと思います。

7452七子餅茶プーアル茶 1枚 約330g

茶葉の量のめやすは以下をご参照ください。
+【5gのプーアール茶葉でどのくらい飲めるか?】
保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
+【プーアール茶の保存方法】
+【店長にメール】


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+【このプーアール茶の詳細】


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