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刮風生態紅餅2018年

gua feng sheng tai hong bing cha

刮風生態紅餅2018年

■概要
采茶 : 2018年4月7日
茶葉 : 西双版納州孟臘県漫撒山刮風寨小樹
茶廠 : 店長と茶友たち
圧餅 : 2018年4月28日
工程 : 紅茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 西双版納 紙包+密封
数量 : 14枚
出品 : 2018年7月

■オリジナルのお茶
2018年の春のお茶です。
当店のオリジナル品です。
+【当店オリジナルのお茶について】

■采茶
2018年4月7日、午前中に茶摘みした茶葉です。
製茶加工は忙しすぎて写真撮影できませんでした。
同じく刮風寨小樹でつくった『刮風生態青餅2018年』の様子を参照してください。
+【刮風生態青餅2018年】

■製茶
農家の萎凋台を使用していますが、電動の送風機は使わずに自然乾燥させています。

刮風生態紅餅2018年

刮風生態紅餅2018年

刮風生態紅餅2018年

深夜10時頃にようやく茶葉の茎が柔らかく萎れました。茶友の協力で二人で揉捻しましたが3時間かかりました。
通常は翌日の4月8日に晒干するのですが、この日は雲の多い一日となり、次の日の4月9日に晒干を延期しました。
北から寒波が降りてきて昼間でも15度ほどに気温が下がったため、布袋にくるんで通気させないように工夫して涼しい部屋に置いた結果、軽発酵のすすみ具合がごく遅い変化となったため、二晩明けた朝になっても当初考えていた浅い軽発酵度に仕上げることができました。

刮風生態紅餅2018年

晒干の写真は早朝に撮影したので太陽光が当たっていませんが、4月9日は晴天に恵まれてスッキリ乾燥しました。

■圧餅
圧餅はすべて自らの手で行いました。

刮風生態紅餅2018年

紅茶になった茶葉は生茶に比べて粘着力が弱いので、蒸し加減や圧延のチカラ加減を調整します。
この紅茶の製法においては、圧餅のときの蒸気ではじめて殺青に値する熱が入ります(生茶のような鉄鍋で炒る殺青の工程はありません)。この熱によって鮮味が落ち着き、紅茶ならではの暖かい体感が得られます。
餅茶に加工することで完成するお茶です。

■品茶
1枚180g
1回3gにすると60回分、4gにすると45回分飲める計算です。

刮風生態紅餅2018年

刮風生態紅餅2018年

刮風寨の小樹の茶葉は、小樹といえど大きな葉形と茎の部分の長く育つ品種特性があります。
軽発酵が均一になりにくいことと、大きめの若葉が黒く変色して紅茶にしてはキレイに見えないことで、紅茶づくりに向いていないのでは?と考えもしましたが、2014年に漫撒山の丁家老寨の茶葉でつくった紅茶が美味しいので、その後もつくるようになりました。
+【漫撒陰涼紅餅2015年】
+【漫撒一水紅餅2016年】
漫撒山の紅茶はとくに生茶ファンから好まれます。熟成期間の短いうちに飲まれる近年の生茶は寒性が強くて寒い季節の身体に合わないので温性の紅茶が好まれるのですが、この方法でつくった紅茶独特の酸味と口の中にスースーと薄荷のような刺激が、生茶にも劣らない涼しい味わいを得ているのも人気の理由です。

刮風生態紅餅2018年

刮風生態紅餅2018年

刮風生態紅餅2018年

刮風生態紅餅2018年

葉柄が大きいせいで紅茶のわりには耐泡(煎がつづく)があり、3・4・5煎めあたりは煎ごとに甘味が増してゆきます。
西双版納の甘いお茶を代表する漫撒山の茶葉ですが、紅茶になってもその甘さは透明感のある爽やかなものです。
また、長期熟成も可能です。
2010年につくった『巴達古樹紅餅2010年』は、熟成した風味の魅力が増しています。店長のブログ「茶想」にときどき登場します。
+【巴達古樹紅餅2010年 ・茶想】

店長のブログ茶想にて紹介。
+【刮風生態紅餅2018年 その1.】


■熟成壺入り
2018年の夏から熟成壺に入っています。

熟成壺

竹皮包

餅茶6枚分。
一枚ごとの紙包のまま、6枚をまとめて竹皮に包んであります。
このまま長期保存していただけます。
一枚ずつ崩して飲んでゆくもよし。ずっと寝かせるもよし。
熟成壺は180gから200gサイズの餅茶が、6枚から7枚入ります。
ひきつづき茶葉の熟成に使用していただけます。
竹皮は裂けたりして劣化しますが、緩衝材として内側に敷いて使えます。


刮風生態紅餅2018年 1枚 180g 


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