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老瑶古樹青餅2013年プーアル茶 その1.

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老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

■概要
製造 : 2013年4月16日
茶葉 : ラオス北部ベトナム国境近く古茶樹
茶廠 : 瑶族農家+漫撒山工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶 385gサイズ
保存 : 西双版納―上海

■生茶プーアール茶
2013年の春にラオスから運ばれてきた晒青毛茶を圧餅(圧延加工)したお茶です。
当店のオリジナル品です。
+【当店オリジナルのお茶について】

このお茶の原料となった晒青毛茶は、 『ラオス瑶族の散茶2013年』として当店の卸売部に出品しています。
【プーアール茶.com・卸売部】

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶
(漫撒山からラオスの山を望む)

■ラオスのお茶
西双版納の漫撒山に春がくると、ラオスから山を越えて瑶族たちが出稼ぎに来ます。
瑶族は移動の民族です。もともと漫撒山に住んでいた瑶族のほとんどは、この100年くらいの間に隣のラオスの山に移り住んでいます。現在でも山伝いに移住をつづけているので、漫撒山の人が友人を尋ねてラオスへゆくと、数年前にあったはずの村がなくなっているということがあるそうです。
瑶族は元祖お茶づくりの民族であり、元祖プーアール茶づくりの民族です。
このことは『漫撒古樹青餅2013年』のページに書いているので、ご参照ください。
【漫撒古樹青餅2013年プーアル茶】

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

■品種について
ラオスの最北部の領土は南北にタテ長で、東西の距離は60kmほどしかありません。西に西双版納州、北に紅河州、東にベトナムと接しています。
このお茶の採集された山はベトナムの国境に近い東側です。交通の便が悪いため農地見学ができませんが、茶葉の形状やお茶の味から推測して、この地域に昔からあった原生種に近い古茶樹であると見ています。
若葉が大きく育ち、本来なら繊維が硬くなる大きさになっても柔軟性を保ち、茎が太く丸い形状に特徴があります。この品種は、現在も中国側に住む瑶族の土地である漫撒山の「弯弓」にあるものとそっくりです。

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

弯弓についてはこちらもご参照ください。
【弯弓秋の散茶2013年プーアル茶】
【弯弓 瑶族の山】
【弯弓 2013年 秋天】

この品種の茶樹は温暖湿潤で気温の安定した特殊な環境でしか生息できないらしく、自然林の多く残る漫撒山や易武山の一部には見つけられますが、他の茶山では見かけたことがありません。
そして、このお茶の味の特徴の清淡でやわらかな印象は、漫撒山や易武山のお茶に共通しています。

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

スッキリした甘味、酸味・渋味・苦味が絶妙なバランスで、抜群の透明感です。スッと喉を滑り落ちる茶湯の清らかさは、樹齢の古いお茶の特徴です。
かすかにレモングラスのような清涼感と、熟れた果実のような香りがふんわりと漂います。
このお茶は2013年の春に餅茶として仕上がっていましたが、2014年2月まで出品を遅らせました。品茶するにあたって、飲み比べにふさわしいお茶を探していたためです。

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

2013年の秋に弯弓の山に入ることができました。さらに、瑶族の協力で純度の高い茶葉の採集ができました。それでつくったお茶と比べてみます。
漫撒山の弯弓の一体は国有林となって森林が保護されています。弯弓にはラオスのこのお茶と同じ品種の茶樹が育っています。
市場に流通する弯弓の純度を信用できない事情があり、どうしても現場に入って品種を確かめた上で茶摘みをしてほしいと考えていました。山深い弯弓に入るには、雨の季節の終わる秋を待つしかありませんでした。

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

【弯弓秋の散茶2013年プーアル茶】

■飲み比べ
『弯弓秋の散茶2013年』は2013年11月10日にできましたが、それからさらに3ヵ月間待った2014年2月2日にこの飲み比べをしました。つくりたては風味が安定しないため、落ち着くのを待っていました。

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶
上: 老瑶古樹青餅2013年 春
下: 弯弓秋の散茶2013年 秋

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶
左: 老瑶古樹青餅2013年 春
右: 弯弓秋の散茶2013年 秋

風味はよく似ています。
「春」と「秋」のお茶ですが、その違いがあまり大きくありません。
この品種の生息できるところは一年を通して気候が安定しているため、冬の1月以外はほぼ年中新芽が出ています。春と秋との気候差が他の茶山に比べて少ないのかもしれません。

■現物資料
茶の発祥の歴史を探る現物資料としての価値がこのお茶にはあると思います。
西双版納からラオス・ミャンマーにかけての山岳地帯が世界の茶の故郷とされています。いろんな研究者がいろんなアプローチで調べて、その説はほぼ固まりつつあるようです。
世界でもっとも古いお茶の産地。その魅力が近年の西双版納の古茶樹ブームのきっかけになったと思います。
ところが、この研究には2つの大きな謎があります。
1. 最初にお茶と出会った民族は「瑶族」か「布朗族」か?
2. 野生品種はいつどこで栽培品種となったか?

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶
(巴達山茶王樹 2012年10月枯れ死)

これを探るカギが古い品種にあります。
このお茶『老瑶古樹青餅2013年』の品種は最古の栽培種として候補に上げられると思います。
西双版納のメコン川を境に、東側に瑶族のつくったお茶どころがあり、西側に布朗族のつくったお茶どころがあります。 瑶族のお茶と布朗族のお茶は風味が大きく異なります。その違いは土質や気候もさることながら、品種の違いが大きいと見ています。瑶族や布朗族が山伝いに移住生活をしていたのは、このあたりに国ができるよりもずっと昔のことなので、記録がありません。古い茶の品種の分布は、民族の移住ルートと茶の分布との関連を知る手がかりになります。
また、瑶族のつくってきた茶山には不自然なほど品種のバラエティーがあります。遠い昔に種子を運んだ結果だと思いますが、山を行ったり来たりしていたその移住の歴史が古い山ほど、いろんなところから品種が持ち込まれて茶樹の品種はバラエティーに富むことになります。

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶

弯弓秋の散茶2013年プーアル茶
(丁家老寨山頂の野生茶)

野生茶と栽培茶。この境界も証明の難しいことのひとつです。現在は手付かずの野生の茶樹に見えても、過去にその山に住んだ山岳民族が種や苗を外地から持ってきた可能があります。巴達山の「茶王樹」のように巨大に成長して、お茶として美味しく飲めない野生種については対象外として、このお茶のように美味しく飲める古い品種のお茶は、その分布区域が栽培の歴史を探るヒントになります。
過去に紹介した『丁家老寨山頂の野生茶』もそのひとつで、このお茶にちょっと似ています。
【丁家老寨山頂の野生茶 その1./ 茶想】

■圧餅について
『漫撒古樹青餅2013年』と同じ工房での圧延です。
「石型」・「涼干」・「晒干」・「竹皮」。伝統の製法です。
【漫撒古樹青餅2013年プーアル茶 その5】
竹皮は6枚一組です。(通常は7枚一組ですが一筒の価格をお求めになりやすいように数を減らしました。)

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

老瑶古樹青餅2013年プーアル茶

■その2 品茶
+【老瑶古樹青餅2013年プーアル茶 その2.】

老瑶古樹青餅2013年 1枚 380g


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