製造 : 1995年ごろ
茶廠 : 雲南孟海茶廠
茶山 : 易武茶山
茶樹 : 大葉種 喬木
茶葉 : 三級ー六級
工程 : 生茶
倉庫 : 香港常温乾倉
1950年代の名作「紅印圓茶」に似せて作られたお茶です。
紅印圓茶については、「早期紅印春尖散茶」のページにまとめていますので、ご参照ください。
+【早期紅印春尖散茶】
この「後期紅印圓茶」は、1990年代(おそらく1995年くらいの)に復刻版として同じメーカーの孟海茶廠で作られたものです。
香港の茶商によるオーダーメイドです。現在もこれと同じ包み紙の新しいお茶が、香港の老舗の小売店にあります。
包み紙は、毛邊綿紙という厚めの和紙のような紙が使われ、デザインも過去のものによく似ております。
茶葉も易武正山の3級~6級が使用されており、これも過去のものに似せてありますが、同じ易武山の同じ等級でも、グレードがあります。高山地帯の古茶樹から春先に摘まれるものは最高級で、そうした茶葉が1950年代の紅印圓茶には使われていますが、1990年代の複製品の茶葉はそこまで上等のものではありません。価格もそれなりのものです。
香港の茶商の倉庫でしばらく保存されていたため、発酵は適度にすすんでおり、茶葉は鶯色から栗色に変色し、表面はところどころ黒光りしています。
湯を注ぐと、易武山の茶葉特有のツンとした香りが立ち上ります。
樟香と呼ばれる香りで、タンスの防虫剤に使われるような強い香りですが、これが熟成してゆくにつれ、「参香」、「沈香」と呼ばれる薬用人参のような香りに変化してゆき、高級感が出てきます。
まだ熟成期間が10年そこそこですから、生茶特有の渋みが少しありますが、味もまろやかになっているので、飲み辛いものではありません。3煎めくらいから甘味が強く出ます。
つぎにこのプーアル茶はいかがでしょうか?
+【8892後期紅印圓茶】
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