お茶を美味しくいただくために、炭火で水をじっくり煮ましょう。
冷たい水から沸かすと30分ほどかかりますが、時間がかかるほど水に熱がなじんで甘くなります。
炭火は熱の質が違います。
ガス火の炎や電熱よりもやわらかく、そして力強い熱になります。
温度計で計測できる温度は同じでも、熱の質(振動)が異なり、水の質が異なり、茶葉に伝わり、お茶の味が変わります。
「蟹の目の大きさから魚の目の大きさに気泡がふくらむのを待つ。」
中国の昔の本にそう書いてあります。
数分で沸騰するようなインスタントな湯では、まともなお茶になりません。
炭火ができない場合は、ガス火なら極弱火で。
電熱なら300W以下で、ゆっくり沸かしましょう。
IHは嫌な音がして水が荒れるのでダメです。嘘だと思ったら確かめてみてください。
もしもグラグラに沸いてしまったら、鉄瓶を炭炉からちょっと外して落ち着くのを待ってから注ぎましょう。
熱の振動がなじんだ湯は、注ぐと湯気がしっかり立ちます。
抽出される茶湯の色にも違いが現れます。
やわらかく力強い熱の振動は、身体の中の水にも伝わります。
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