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7562後期文革プーアル磚茶

hou qi wen ge zhuan puer-cha

7562後期文革プーアール磚茶
7562後期文革プーアール磚茶

7562後期文革プーアル磚茶 1枚 約240g
2004/12/16 終了

製造 : 1984年頃 
茶廠 : 雲南孟海茶廠
茶山 : 西双版納孟海茶区
茶樹 : 喬木
茶葉 : 2~6級
工程 : 熟茶
重量 : 240g
倉庫 : 香港乾倉(期間不明)

甘味
●●●●○
渋味
●●○○○
とろみ
●●●○○
酸味
●○○○○
苦味
●○○○○
香り
●●○○○ 糯米香、樟香、橙香
熟成度
●●○○○ 乾燥した倉庫での熟成

1970年初期の「熟茶」の量産技術である、「渥堆」が試された頃に、孟海茶廠と下関茶廠との合作でできた名作の「7562磚茶」の名前が受け継がれ、1980年代中期につくられたお茶です。
+【7562磚茶プーアール茶】

「7562」という印刷は包み紙にはありませんが、ブレンドされている茶葉の等級が同じです。
初期の7562磚茶は生茶ですが、このお茶は熟茶になります。
包み紙は竹製の薄紙が使われています。一時期だけつくられたタイプのものです。
年代モノなので、外包みは破れていますが、それが価値を落とすことはありません。
茶葉は乾燥した状態で長期保存されたものです。

7562は名作のため、コピー品も多く市場に出回ります。小さなメーカーが勝手に 「7562」と裏側にハンコを押しているものが多くあります。
しかし、製茶技術の差があるため、飲み比べるとわかります。

7562の特徴のひとつは、2級茶葉が多くブレンドされていることです。小さめの茶葉でガッチリ固められているものですから、同じ重量の茶葉を使っている他の磚茶に比べて、小さくなっています。

7562後期文革プーアール磚茶 と、7581プーアール磚茶
この写真は、左が7562、右が7581.同じ約250gなのに、こんなにも大きさが異なります。

小さめの茶葉で強く圧延されると、茶葉の隙間がなくなり、空気の通りが悪いため、湿度の高い倉庫で保存された場合には、茶を不味くする成分ができたりして品質を落とします。しかし、上手に熟成されたものには、それ独特の風味があるので、ファンの間では好まれています。

7562後期文革プーアール磚茶
茶湯は明るい栗色。

1980年代の熟茶は、「渥堆」(ウォードゥイ)による発酵の度合いがまだ浅く、2000年以降の熟茶製品ほどしっかり発酵させたものではありません。それが茶湯の明るい色となって現れています。生茶の老茶に似た風味がところどころに感じられます。生茶のように渋みや苦味も強いため、長期熟成されてまろやかになった風味が、独特の美味しさになります。
くちあたりのまろやかさは、茶商の倉庫での保存熟成の賜ものです。

おいしさのコツ
薄めに煎じると繊細な味と香りが、濃い目に煎じると、まろやかさとコクと、ほのかな苦味が楽しめます。


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